学習スタイル認定コーチ養成講座の修了後に、学びをオンゴーイングの実践にするための「フォローアップ講座」を月に1回開催しています。全国から月に一度、認定コーチが集まるこの時間は、私にとっても皆さんの実践や試行錯誤を伺う楽しみな時間となっています。マインドフルラーニングの活動が広がっていく中で、学びの凹凸のあるお子さんや大人の方の学習スタイル診断と解説をする機会が増えました。

学習スタイル診断は、「あなたを知りたい」というメッセージを込めたツールであり、大人との信頼関係を構築したり、心理的安全を子どもに体験してもらったり、親子の学び方の違いを知るには最適ですが、具体的な学習法のバラエティに今一歩踏み込めない感じがしていました。

そんな時に認定コーチで作業療法士、発達障害専門塾を企画運営している津田さんから、「発達」や「認知」、「感覚」、「運動や環境」についての知識があれば学習スタイルをより活用できると聞き、「学習スタイル」とそれらの視点を融合したサービスを始めることに決めました。そのための勉強会を開催しています。

「計算できない」「漢字が苦手」、などのお困りごとを、学習スタイル、認知、感覚、注意、運動、などの色々な角度からアセスメントを実施し、具体的に得意な方法で試してみることを提案することになります。また、その子供を取り巻く環境や周りとのかかわり方や、生活基盤も配慮に入れて、社会的資源とつながりながら、子どもが幸せに自立するためにはどうしたらよいか、具体的な提案と伴走を考えてまいります。

参加した認定コーチから口々に感想をもらいました。「新しく知る事が多く、とても参考になりました。特に継次、同時の傾向については子どもたちを理解するポイントとして参考になりました。」「お話を伺いながらいろんな生徒さんの顔が浮かびました。」「その子の認知スタイルを、周りの関わる大人が把握することが重要。発達に障害あるこの場合、自分のタイプを自己認識しそれが定着するのか気になった。」などなど。そして早速取り掛かってみたいことについて共有し合いました。次回の講座は「感覚」について学びを深めます。個別最適化の学びをサポートする学習スタイル認定コーチになって、子どもの最適化の伴走をしたい方は、現在養成講座の第7期が募集中です。養成講座の詳細はこちらから、お問い合わせください。