本日の公開講座では、教育に携わる先生方のお申し込みが増えました。何度か参加してくださっている大学の先生は、「学習スタイルを学び始めてから、一斉に机を並べて参加するよりも一人のスペースが教室内でも必要な子がいると知った。そこで’Quiet Space’を作って、そこに座ってもらったところ、パニックもなくスムーズに授業を受けてくれるようになった」とおっしゃっていました。学んだことをすぐに実践し、効果を感じてもらえることは私たちの大きな喜びでもあります。

一人一人には学びやすい「スタイル」があります。そのスタイルを5つの観点から見ていくツールが「学習スタイル診断」で、今回は学習スタイルの2つ目の項目の「優位感覚」について開催しました。私たちが脳に情報をインプットするときによく使う五感について、学習スタイル診断の8つのタイプを紹介しました。優位感覚の学びは、教員研修でも、企業研修でも「自分に効果のあったやり方で子どもと接していた」、「部下にやり方を押し付けていた」というような気づきが起こります。私自身が全身型と記述型が優位ですが、「聴覚型が強い人にはロジカルに話そう」とか、「触覚運動感覚の人には伝えたことを消化する時間が必要」など日常のコミュニケーションでも意識をしていするようになり、結果コミュニケーションがスムーズになります。またピクチャー型優位の子どもがYoutubeを見ていても「何かを学んでいるんだ」と思うようになり、余計なストレスが軽減しました。

講座の時間は自分とは違う優位感覚の子どもや生徒たちのことを考え、理解し、彼らにどんな提案ができるかということも実感して頂いた時間となりました。参加者からの話で印象深かったのは「そのやり方を学校でどう認めてもらえるか?」です。優位感覚や学習スタイルの考え方をそのものを実践するときに、必ずぶつかる問いです。

私たちは学習スタイル診断の結果から、書くことが苦手な子が作文を手書きではなくPCでタイピングして提出する、音声入力を使う、何度も漢字を書かなくても覚えられるので宿題をやらないことを認める、計算機を使って計算する、などその子にあった配慮を提案しています。ところが、クラス全体で「同じやり方」でやることが前提となって現場では「皆が平等ではない」ことを根拠に、他の子が持ち込んでいないPCはNGだとか、ICレコーダーはNGだ、と断られることが多いと聞いています。「平等」と「公平」の違いについて、一つ講座が出来そうです。

最後にご参加者の感想とこの講座の後に実践したいことを紹介します。
・ついつい従来型、自分に効果があったやり方で考えがちなので、子供の個性をもっと意識して工夫していきたい。夏休みにいろいろトライしたい。
・作文の宿題が出たら音声入力でやってみる。
・他の方の意見を聞くことで自分とは違う人がいるという感覚を実感とともに掴めた。今日知ったやり方を困っている人に勧めてみようと思う。
・優位感覚を優先した学習スタイルと合理的配慮、ダブルスタンダードなどについて大学で検討しようと思う。

次回は7月11日(日)10時からは「学習環境」です!これは今すぐにでも簡単に改善できる項目でもありますが、親にとっても当たり前が子どもにとっての集中できる環境かどうか考える時間となります。。巷ではよく「リビング学習がオススメ♬」と言われていますが、合っているのは学習スタイル的に言うと、関係影響型、発話型のお子さんだけです。その答えも見つけにきてください。お申し込みをお待ちしています。>>お申し込みはこちらから>>