【You are not failure あなたは失敗作なんかじゃない】
SNSで見かけた米国の動画。ぜひ多くの方に観てもらいたくて日本語訳をつけてみました。
英語の動画はこちらから。
先生とお母さんと生徒の3者面談の6分間シーン。成績が悪くて卒業ができない生徒に先生とお母さんが、将来どうするつもりだね、と詰め寄る。すると男子生徒が立ち上がる。

「先生やお母さんは、この面談を将来の話というけれど、あなたの授業や学校はそのための教育をしているでしょうか?ほとんどの職業はオートメーションによって淘汰されると言われています。今私たちに必要なのは、その変化に対して好奇心と創造力があり、立ち上がる力があること。学校では知識を逆流させてテストに記載するだけのことを教えていて、それらはgoogleやSiriに聴けばわかることばかり。これからのリーダーシップには創造性が重要で、それらは私が言っているのではなくて1500人の企業のトップが言っていることです。近い将来には企業は知識量が多いからというだけで採用しなくなるでしょう。それよりも現実世界で起こる問題について創造的に解決することができる力のある人が必要とされています。命令に従ったりマークシートをチェックだけではなくなるはずです。僕がストレスを感じているのはこんなロボットのような学びは今すぐ辞めるべきだと思っているからです。なぜならそれらを必要とするような職業はもうなくなると言われています。億万長者の起業家のジャック・マやアリババによると「AIと競うのではなくて、代りに人間特有のユニークな知を発展させるのだ」と。知識に頼った職業はなくなります。このまま同じようにこのクラスを教え続けていたら、就職ができない教え子であふれかえるでしょう。大企業はもはや成績を見て採用しません。お母さん、もう古い時代は終わったのです。GoogleはGPA(内申)は採用の指標としては全く価値なしだと言っています。このまま昨日のことを教え続けたら、あなたたちは生徒たちの明日を盗んでいることと同じなのです。
ジョンソン先生、クラスはとてもつらいです。時間がとても長く感じます。集中して取り組んでもたったの3分しか経っていません。なぜそれほどクラスが退屈かというと、例をあげましょう。生徒たちに読書を嫌いになって欲しければ学校の教科書をプレゼントしてください。多くの人は集中していないのは僕のせいだといわれるから傷ついています。馬に水を飲めと言うように、当たり前のように勉強をしろというけれど、干し草に塩を入れて食べさせると喉が渇いて水を思わず飲んでしまうように、クラスにも教科書だけの学びではない「学ぶ楽しさ」を気づかせる仕掛けをクラスに入れるべきです。そうすれば本当の学びの楽しさを発見した「悪い生徒」と言われている人たちはみんな勉強が好きなオタクになるでしょう。

ジョンソン先生、無礼を承知でいうと先生という職業は地球上で一番重要です。あなたは子どもたちの命を助け、創造し、一緒に作り上げていくのです。冒頭で先生が言ったように、もし本当に僕の将来を心配しているというのであれば、完全にコミットメントをしてください。そして自分自身に素直に尋ねてみてください。「これから未知の将来を生きていく子どもたちのために教師として私はどんな準備ができるだろうか?」と。それに対する答えはまだ見つかっていませんし、ましてや教科書の中にもありません。頭と心を使い、知恵や情熱、思いやりをもって地球全体をよくする方法を考えませんか?

お母さん、僕はお母さんのことを愛していますが、本音を話してもいいですか?子どもの頃に一番重要な成功の秘訣は何か知っていますか?それはIQではなくて、家族で食べる食事なのです。僕たちはここ最近一緒にご飯を食べたことがありません。お母さんは僕のことをオールAの生徒じゃないので残念に思っていると知っています。だけど僕は馬鹿じゃありません。テストの結果は成績の70%を占めていると思うけれど、テストは僕の将来の0%しか表していません。心配しないで欲しいのは、何とかこのクラスは単位を取ります。でもお母さんには、僕らしくいれるペース(空間や時間)と本心に従って生きることを許してほしいんのです。世界の中で一番気持ちがいいことは、自分の親が本当に理解してくれた時なのです。もし嫌でなかったら、カリールジブランが書いた「the Prophet」の本の一説を紹介してもいいかな?
「あなたの子どもはあなたの子どもではない。彼らは人生そのものを切望する息子たちであり、娘たちである。あなたを通して人生に来たけれど、あなたから来たわけではない。ましてやあなたの所有物でもない。愛を与えてもよいが、あなたの考えを押し付けてはいけない。なぜなら彼らには彼ら自身の思いがあるから。子どもたちの身体は家にあるけれど、魂まではとらえてはいけない。なぜなら魂は明日という名の家に住んでいるから。」だからお母さん、僕自身の夢を追うためにお母さん自身の愛をくれると嬉しい。

ここにいる3人がそれぞれこれから成功するためには態度を今変えること。将来の話をしたけれど、将来は今まさにこの瞬間に僕たち3人によって作り上げられているのです!
先生:こんな風に君が話すのを初めて聞いたよ
お母さん:私も知らなかったわ。
先生:学校と相談してみて必ず何かを変えていくよ。約束します。