先日、かえつ有明中・高等学校の中学1年生の保護者会で講演をさせていただきました。10月には自己理解・他者理解を育むために「学習スタイル診断」を実施し、11月には先生方と話し合いながら、全クラスでワークの授業も担当させていただきました。

子ども・先生・家庭が共通言語として「学習スタイル」を持つことで、日々のコミュニケーションや関わり方が大きく変わっていく——

そんな願いを込めて、今回は保護者の皆さまにもお話をお届けしました。会場では、前職でご一緒した方がスクールカウンセラーとして参加されていたり、

学びの場の仲間と再会できたりと、思いがけないつながりがいくつも生まれ、この世界で教育に携わり続けてきたことへの感謝が深まる!

■ 子育て講演会は、毎回“構成を変える”理由

私は講演のたびに、話すエピソードも構成も変えています。その学校、その保護者、その子どもたちによって“必要なメッセージ”は違うからです。

今回も、家族の許可を得たうえで、私自身の「子育ての失敗談」と、そこから得た“いまの気づき”をお伝えしました。お話の軸は一貫してひとつ。

「親や先生には、子どもの“コーチ”として関わってほしい」 ということ。これは私が1999年、米国でラーニングサクセスコーチングを学んだ時から変わらない理念で、オルタナティブスクールでも、生徒と伴走する大人は“学習コーチ”と呼ばれていました。

講演後のアンケートでは、「時間が足りなかった!」「上から目線ではなく、同じ親として話してもらえてよかった」という声を多くいただき、胸をなでおろしています。

■ 子どもの成長を見守るということ

講演後、その話にも登場した末娘に会いに行きました。20歳で自立し、海外の方とシェアハウスで暮らしながら、4月からはパティシエの卵として社会に出て頑張っています。長男の高校時代の同級生のお母さまと3人でランチをしたのですが、私以上に喜んでくださり、娘が用意してくれた特別プレートに、私も感動感激でした。

子育ての中で大切にしてきたこと。

それは、

・徹底的に子どもの味方でいること。

・可能性を信じ、共に“進む方向”を探し続けること。

この2つ。

こどもの未来は、親が“レールを敷く”ものではありません。

共に対話をしながら子どもが「自己決定」することを励まし、

スモールステップで積み重ね続けることで

自ら歩き始めるものだと思っています。

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*娘・友人共に掲載OKをいただいています