マインドフルラーニングの2021年年初めての公開講座を開催しました。沖縄のホテルオーシャン那覇国際通りの副総支配人の翁長真太郎さんを講師としてお迎えし、学習スタイル診断の「興味関心」でたくさんの子どもたちが選択する「ゲーム」をメインテーマとした講座でした。この講座の打ち合わせをしているときに私自身が母親として子どもたちからゲーム機を隠していた時代があったことを思いだしました。子どもが暴力的なことをゲームから学んでほしくなかった、オンライン対戦で知らない人とつながるのは援助交際につながると信じていた、目が悪くなるに違いないと思っていた、という理由からです。わたしが企業研修とエクゼクティブコーチングで伴走をさせていただいている那覇の国際通りホテルオーシャンの副総支配人の翁長真太郎さんからコーチングの端々に「子ども時代からずっとゲーマーだった」こと、オンラインゲームの要素を使って社内でのコミュニケーションの戦略や改善に役立てていることなどをお伺いしていました。そして「いつか自分が行ってきたオンラインゲームで培ったスキルやノウハウを応用して仕事に活かしていることを多くの人に伝えたい」とおっしゃっていましたので今回のオンラインダイアローグが実現しました。
ゲームのやりすぎ問題を考える前にそもそも「ゲーム自体が問題なのか」「やりすぎが問題なのか」、また子どもに「そのゲームはどこが楽しいか聴いたことがありますか?」という問いが投げかけられました。自分の趣味やスポーツについて全くの素人からアドバイスをされてもピンときません。つまりまずは子どもがどんなゲームをやっていてなぜ好きなのか、という点に着目しましょう、というお話から始まりました。
今回のご参加者は北海道から沖縄まで、塾の経営者や学校の教員、保護者のご参加でした。そして実際の参加者の3倍の録画視聴のお申し込みをいただき、コロナ下で家で過ごす時間が増えて子どもたちがゲームにはまり、それが親の問題となっていたり、教育の現場でもよく受ける相談だということが共有されました。2月21日に第2回目を開催しますが第2回目からご参加いただいても十二分に頼んでいただける講座構成となっています。今回の講座の様子はご参加者の生の声、ご感想からご紹介します。
- 子どもたちは「欲望に忠実」という言葉が衝撃でした(笑)男女の差や気質の違いが影響するかなと思いました。引き続き、子どもの「楽しい」を観察し興味を持って受け入れようと思います。時間管理についても子どもの個性やペースを尊重しようと思います。
- 親が管理するのではなく、子ども自身が自分の人生をコントロールし活き活き生きていくために、家で家族とゲームも含めて子供たちの興味・関心に肯定的な態度を持って対話していきます
- こういった問題を真剣に改めて考えるいい機会となりました。思春期になる前に、まず子どもとの対話、信頼関係を大切にしなければいけないなと実感しました。ありがとうございました。
- ゲームも野球もお絵かきも子どもが没頭するものには、子どもが得たい物が詰まっていると言うことを学びました。保護者の立場のお話も聞けて良かったです。子どもの潜在的な得意分野を見つけたいとおもいました
- ゲームの中で得られるもの、また、ゲームの中の問題解決手法が仕事でいかせることが明確で、色々な方のお話を伺うことで、少しずつ自分の考えが整理されていくと感じました。興味深い内容なので話は尽きることなく、もう少し時間があればよいなと思いました。子どもと対話をするタイミングを考えます
- ゲーム=悪にはしないとは決めていましたがどのようにゲームを捉えたらいいかを息子をイメージしながら聞きました。一番大切なのは相手に興味関心を示して「わたし」メッセージを伝えること、許容と条件を親子で対話を小さいうちから育てていこうと思いました。
2月のオンラインダイアローグは「第2回子どものゲームやりすぎ問題を考える」です。
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