こんにちは。
現在、学習スタイルコーチの養成講座を受けているざくちゃんと申します。
1週間に1回程度、
・講座の感想
などを共有させて頂くことになりました。
どうぞ宜しくお願い致します…!
先日の養成講座では、映画「Most Likely to Succeed」を見て感想のシェアや教育についての議論などをしました。
この映画は新しい教育の方法を模索しているアメリカの高校が舞台のドキュメンタリーです。
発表会という大きな行事の場で、作成した機械がうまく動かないシーン。
男子生徒がそれまでの自分の言動を反省し、クラスメイトに謝罪するシーンが印象的でした。
リーダーだった彼は、周りの意見を聞かず、自分の意見を押し付けてしまうことが多く、他の生徒との衝突も珍しくありませんでした。
発表会が成功していたら、彼は自分の言動を改めることができなかったのではないでしょうか。
私は保育士をしているので、「子どもたちの失敗の機会を奪わないようにしよう」と決めました。
例えば、子どもたちが飲むお茶を自分で注いでみたいという年長女児。
今までだったら、私が手で支えてこぼさないように=失敗しないように援助していましたが、完全に子どもたちだけでやってもらうようにしました。
すると、「私もやってみたい」という子が増え、クラスの10名ほどが自主的に順番を決めてやるようになりました。
こぼしてしまったときは、自分たちでふきんを使ってキレイにしています。
こぼしてもふけばいいだけ。
失敗しても、どうにかなる。
子どもたちに教えてもらったことです。
そういえば、家では、よく私も飲み物をうまく注げずにこぼしたり、よごしてしまったりするので部屋中にティッシュやタオルをおいてます。
ただ、失敗経験の重要性を感じていたにも関わらず、私自身が仕事中に失敗を恐れて無難な選択をしてしまうことがありました。
今まで自分自身が失敗経験をうまく積んでこられなかったからだと感じます。
過度に怒られてしまったり、自分の能力以上のことを求められ、うまくできなくて人に迷惑をかけてしまったりすることがありました。
それから、無難な選択をするようになったんです。
クラスのお茶を注ぐ場面でも、やりたがらない子もいます。
今まではやりたいと声をあげない子には個別に声をかけることはありませんでした。
でも、本当はチャレンジしたいけど、失敗が怖いのかもしれない。
そういう場合は、私が援助し、「できた」という経験が必要なのかもしれません。
・失敗のチャンスを奪わない以前に、小さなチャレンジを応援すること
・一人一人の子にとって、「何が小さなチャレンジになるか」を見極めること
・自分自身が小さなチャレンジをしている姿を見せること
子どもに接するとき、新たにこの3点を意識していきたいと感じることができました。
コーチの養成講座を受けて、2ヶ月ほどが経ちました。
子どもに伝えていることが自分自身ができていなかったと振り返ったり、普段の何気ない言葉が思わぬ受け取り方をされていることに気が付いたりしています。
他の受講生とお話したことや自分の気付きを日常生活に持ち帰って大事に深めている感覚です。
「いい気付きがあった」で終わらせず、日々の子どもたちとの関わりに還元できるようにしていきたいと思います。
来週は「聴く」について、講座を受けて感じたことをシェアさせていただく予定です。
次回も読んで頂けたら嬉しいです。