最低気温が1℃になりました。

最高気温は12℃。

もう冬の様相の層雲峡です。

慌ててタイツをコンビニで購入し、何とか東京に戻るまで今の洋服でしのぎたいところ。

紅葉を「今か今か」と待っているのですが、

それを飛び越して雪が降りそうな寒さです。

子どものオータムスクールが終わり、インフィニティ国際学院の中等部のチューター合宿を開催しました。

「どんな時間を過ごせたらいい?」という質問に、

穏やかに過ごす、お互いの仲を深めたり、新たな気づきを得たりする、最後は「これがしたいーー!」と自分たちのWantが湧き出る、などのキーワードが。

これをすべて満たすプログラムは何かと考えたときに

コーチングと、昨年ファシリテーションの勉強をした「VTS 対話型アート鑑賞」が思い浮かびました。

私自身は小学校6年生の頃に、「印象派」の絵画を学校で調べてポスターにするという経験をしました。

その時から絵画の魅力に魅せられていたものの、どう鑑賞すればよいのかわかりませんでした。

中学校では美術で「2」をとったりして、自分はアートが苦手だと思い込んでいました。

アートは元々答えのないものです。

本来「感じ方は人それぞれでOK」のはずですが、

当時の学校の「正解のある美術」が苦手でした。

「哲学対話」の講座を何度も開催してきたときに気が付いたことがあります。

それは、言葉では表現しづらい人もいるという事。

対話型アート鑑賞では、同じ「絵画」を見て対話をします。

自分が見えている「絵の中に起こっている事」や「発見」をただ解説すればよいという手法で、

言語化が難しい子ども、大人にもピッタリだとおもったのです。

私自身が何度かVTSに参加することで、

他の参加者の言葉にハッとさせられました。

例えば、自分に見えていないものをキャッチしたり

考えもしなかった解釈を教えてくれるので

視野が広がった気持ちになりました。

今回改めて実施してみて、

正にお互いの新しい一面を知ったり、

違う強みを発見したり

仲が深まるような、

そんな体験につながりました。

対話型アート鑑賞をすると、美術館に足を運んでみたくなります。

「私にはこう見えるけれど、あなたにはどんな風に見える?」と聴きながら絵画を鑑賞すると楽しいからです。

「この絵の中で何が起こっていますか?」

「どこからそう思いますか?」

絵画だけでなく、日々のコミュニケーションの中で応用できそうです。