マインドフルラーニングが月に一度一般公開をしている講座の一つである「オンラインダイアローグ」が第5回目を迎えました。平日の夜に初めて開催し、1週間のファミリータイムの時間帯の中で2時間の時間を使って、これからの学びについて考えるひと時を共有できたご参加者の皆様に心からの感謝を申し上げます。ご参加者は学校の教員、塾経営者、英語教師やフリースクール運営に携わる皆様で、「他者の才能を見つけるには?」という問いを一緒に考えることが出来ました。

顔出しOKな方だけで撮影!

前半は学習スタイルの5つの項目のうちの一つ「才能」についてのレクチャーをしました。「才能」と日本語で言うと特別な飛びぬけたものという認識が根強いですが、ハーバード大学のハワードガードナー教授のMI理論をベースにしている「学習スタイルコーチングメソッド」では、「才能」は’一般的なテストでは測りきれない能力のことで、誰しもが生まれつきに持っているもの’、と定義しています。才能を活かす実践例として、例えば子どもが「英語」を学ぶときにどう各人の「才能」が活かされるかについて具体的なケースを3パターンお伝えしました。

後半の哲学対話では、才能を見つけるためには、まず私たち一人一人が違う人間なんだというフラット/ニュートラル/0ポジションで他人と関わるということが大前提だという話が飛び出しました。また普段どうしても「才能」を見つけあげられないような相手に対するアプローチとして、その人に対する全く違う見方をするために情報リソースを集結させる、やそれに至った背景をひも解く、など日々のかかわりの中で実践をされている皆さんの意見が出ました。また相手を本当に観察して「今だ!」というタイミングでポンと背中を押してあげることも大切だというエピソードも出ました。

以下はご参加者からの感想です。

  • 「参加前はすごく疲れていたけれど参加してスッキリ心が軽くなった」
  • 「テーマが才能ということでしたが、その中で、現場や生活で困っていることの対処法に話が進み、教育だけではなく、実際の自分の生活や在り方、人生についても考える深い対話となり、非常に充実した時間でした。
    みなさんの実生活のお話も聞けて、同じようにそれぞれいろいろな悩みがありながらも毎日を生きていること、同じ志を持っている人がいることが分かり、大きな励みになりました。」
  • 「今回も沈黙の大切さ、また質問は勇気がいるけど投げかけによって自分では見つからないところに話が広がっていく楽しさを感じました。」
  • 「教科書内のみにおさまらず、その子の才能のある分野の英語の単語を学ぶというのは、すぐ出来そうなので、取り入れようと思いました。才能を感じても、今までは、教科書や学校の英語の枠から出ることができずにいたと気づいたので、もっと広い目で考えて、どのようにその子の才能をレッスンに生かすことができるかを考えて、実行に移していきたいと思います。」
  • 「こういう事は対面でしか成立しないと思っていたのですが、想いがあれば丁寧に作ればこういう場も可能なのだと言うことを示してくださっていることに感謝です」
  • 「参加メンバーがとても優しい気持ちでそこに集っていることがわかり尊重することの大切さやときには勇気を持って少し突っ込むことの大切さも学べたので相手の背景を知ったり相手の角度と合わせることを実践してみたいと思います」

第6回目のオンラインダイアローグは12月13日日曜日、いよいよ学習スタイルの集大成「学習スタイル実践例×哲学対話」です。学習スタイルの応用方法を学び、個別最適化の学びについて一緒に考える時間にしませんか?
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