子どもたちの「学び方」にもう一度光を当てる。そして、学びの“前”と“後”がつながる授業を。

そんな思いで9月、福山暁の星女子中学校の3年生の皆さんと一緒に、 「自分らしい学び方と進路選択」をテーマにした授業を行いました。

前日には希望制で先生方にも生徒さんと同じような流れのWS型のミニ教員研修を実施。

中3の皆さんには「自分らしい学び方と進路選択」をテーマにしたワークショップ型の授業を行いました。

先に学習スタイル診断を学年団の先生と中3の皆さんに受検いただき、「気質」については まっちゃん先生から授業内でワークをしていただきました。

私は今回、進路選択を目前としている中3の皆さんに、これまでの学びのタイプを意識してより充実させること、そして周りの友達のことを知ることを目的に授業を設計しました。

学習スタイル診断を受けて結果が出ていることで、自分が直感的に感じていた学びのタイプがよりクリアになり、自分のことをもっと好きになる、知れると感じてもらえたらいいなと先生方と事前に打ち合わせをしました。

結果的に、コースを選ぶときに“学びのタイプ”という視点も持ってもらえたらいい、そんな発展形の意図を込めました。

せっかく学習科学を学び始めたこともあり、これまでのデザインとは少し変えたくて、益川ゼミの先輩に夜な夜な壁打ちをしてもらいました。
直前ですべては変えられなかったものの、授業の前後に同じ問いを設定することにしました。

「自分らしいコース選択とは」を基軸に、学習スタイルの優位感覚を深める合計100分の授業にしました。
一つのタイプを深めた後、タイプをバラバラにしてもう一度グループ活動をするというアクティブな設計。
ディスカッションを通して、自分の学習スタイルや感じ方の違いに気づいた生徒たちは、「だから自分はこういうやり方が合うんだ」「友だちはこう考えているんだ」と、学びを“自分ごと”として捉え始めていました。
思春期の彼らが自分や他者を客観的に見つめ、その違いを“面白い”と感じてくれたことが何よりの成果でした。

その後、まっちゃん先生からは
「進路のことはもちろんですが、それ以前にゆっくり自分に目を向けて、自分の本当の願いのようなものに気づいていくことが、親と子と教員、みんなにとって大切だと感じた」
という嬉しい言葉をいただきました。

子どもたちだけでなく、大人も体験したほうがいいという意味がじわじわと伝わってきたとのこと。
学びは教室の中で完結するものではなく、自分の中で問いを持ち続けることで育っていく。

そんな実感を、また一つこの学校でいただきました。振り返りはNotebook LMの動画が秀逸でした!

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