こういう仕事をしていると、お子さんの進路の相談をいただく。私がインターハイスクールにいた頃は、今のような学びの場の選択肢はほとんどなく、「登校」か「不登校」(あまり好きな言葉ではないけれど)の2択だった。

学習コーチをしながらアメリカで暮らしていた頃、子どもたちの通うパブリックスクールの保護者が
「うちの子にはこの学びは合わないからホームスクールかチャータースクールに転校させる」と雑談の中で話していて、度肝を抜かれた。

日本では「ホームスクールなんて学校じゃない」と言われていた時代だったから。その後、子どもに合った教育の選択肢があるべきだと独立し、“オルタナティブスクール(=選択肢)を増やしたい”という思いで活動を続けてきた。

2017年の教育機会確保法が施行されてから浸透に時間がかかり、
コロナ禍をきっかけに、社会全体が一気に学びの多様性、柔軟な選択肢を考え始めた。
「教育って、10年以上変わらなかったけれどこんなにも一気に変わるんだ」と心から思った。

今では、「多様な学び方」が進路の選択肢として定着し、私より若い世代の素晴らしい人たちが、次々と新しい学びをつくり出している。だからこそ私は、より多くの子どもが通う“公教育”の中にマインドフルラーニングを届けたいと思って活動している。

最近の進路相談では、子どもの強みや特性を活かし、「自立・自律できる教育の場を選びたい」というご家庭が増えている。教育移住がいろいろな事情で叶わないご家庭も多いはず。
親元を離れてでも、自分で考え、やってみる力を育む環境を選ぶ傾向がある。

これからの学校選びのKeyは、
・ その子の強みを徹底的に活かせること
・ 大人の関わりがフラットであること(教えるだけではなく、共に考える)
・ カリキュラムが創造的であること
そしてもう一つ
「生活の場(寮など)」があること。
生活と学びは本来地続き。地方の学校が「寮の多様な運営」で、教育と生活を一貫したものにして魅力を高めていくことも、これからの教育を支える大きな力になると思っています。ある意味「学び」って24時間どこにでも起こるものだから。
——そんなことを、朝の大掃除をしながら考えていました🧹
*写真は20年前のハロウィーンin San Jose(シリコンバレー)

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