先生方の研修を担当させていただいて今年で4年目の鹿島教育グループ。
今年は「越境の学び」をテーマに、全てのグループ校・サポート校に対象を広げて参加を募っていただいています。これは「先生方は既にリソースを持っている」という前提から、講師から学ぶだけでなく先生同士で学び合う場にしたいと考えての提案でした。

何年間も継続して参加してくださっている熱心な先生方もおられて、「新鮮な発見が毎回あります」とおっしゃっていただき、私自身も毎回励まされるような時間です。

研修で私が大切にしていることは、大人が学ぶ意義をお伝えすること。社会的な建前は置いておいて、本音で話してほしい。そのために私自身が自然体でいること、自己開示をすることを心がけています。その結果、「先生がニュートラルで落ち着いていらっしゃるので、安心して話せました。ワークがたくさんで楽しめました」といった声もいただくようになりました。

今回の研修では、レクチャースタイルとワークばかりのスタイルの両極端ではなく、その分量を調整しました。初めての先生方との対話を通じて「相手の反応や感じ方に触れた結果、ご自身の幅が広がり、グループとしてつながりができ始めて心強かった」と言っていただけたのも印象的でした。

今回はコーチングの一つの項目を扱いましたが、それとセットで必要な「承認」が特に印象に残ったようです。承認は「褒めること」ではありません。次回はそのあたりも含めて次の項目のワークにつなげていく予定です。

学習には内発的動機と外発的動機があります。学習指導要領の中でオルタナティブ教育のような内発的動機を育みやすいカリキュラムを取り入れるのは難しい面もあります。だからこそ、大人が、先生が、学びを楽しむ姿を見せることが、生徒にとっての外発的動機につながる。そんな思いで研修を続けています。

#学習スタイルコーチング
#学びを楽しむ先生
#鹿島学園
#承認の力
#越境の学び
#教育研修
#マインドフルラーニング