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教育機関の多様性が広がっている。 「2019年 開校」というキーワードで検索すると インターナショナルスクール、イエナプラン、通信制高校、など選択肢の幅が広がって来た。一方でこれは親の情報力次第では子どもに合った学びを受けさせられるか否かの差が出てくるということだ。従来のレクチャー型の学びがあまり得意ではない、だとか、プログラミングをとことんやりたい、芸術系に特化した学びをしたい、などその子の「強み」を活かすことができる教育機関が増える前兆である。 それを証明するかのように1月4日の読売新聞には以下のような記事が出た。
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「高校普通科を抜本改革…新学科や専門コース)」政府・自民党は、高校普通科の抜本改革に乗り出す。画一的なカリキュラムを柔軟に見直し、専門性の高い学科とすることが柱だ。各校の独自色を高め、生徒が明確な目的を持って学べるようにする狙いがある。文部科学省令などを改正し、2021年度からの導入を目指す。
教育改革は小・中学校と大学が先行し、高校は事実上、手つかずになっていた。「高校は『大学への通過点』の位置付けが強まっている」(文科省幹部)のが現状で、政府・自民党は進学者数の7割超を占める普通科を見直し、高校の魅力を高める必要があると判断した。
我が家は3年連続、受験続きでいよいよ末娘が高校受験になる。彼女が高校生になる前に、高校普通科の抜本改革は間に合わないので自分たちで調べて選んでいくことになる。娘は芸術系に進みたいという。そこで兼ねてから大学として注目をしていた京都造形大学付属の通信制高校が2019年4月開校だと知った。これなら間に合う!
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通信制なので通うのは週3回。午前中は教科の科目のクラスがあり、午後はデッサンやデザインなどの実務型クラス。そして大学と連携して学ぶことができる。芸術系の高校とはいえ多くの学校では「受験」があり基礎学力が問われるがこの学校では、課題作文と願書のみだ。本来学びとは入る前の試験の難しさではなくて、入った後の学びでどこを目指すか、何を学ぶか、、ではないかと思う。実際に私の住んでいた豪州や米国では高校受験は一般的にはない。その分、中学校時代を受験ではない学びに集中ができるのだ。
末娘の時代は大学入試改革制度もスタートした後なので確実に学び方、進学の仕方、教育の内容などが変わってくる。情報収集を続けて、実際に足を運び、この子に合った学びの場を一緒に考えたい。京都の移住も含めて考えてみると私もワクワクしてみたりしている。ただ、肝心の娘には「私は寮でいい」と言われているが。