現在取り組んでいるプロジェクトの一つが「マインドフルラーニング」の新HP更新。ご縁があってかれこれ4か月ほどWebデザイナーの皆さんと打ち合わせをしています。Webデザイナーは全員が子育て中のママさんで、デジハリ大の社会人コースで7か月ほどかけてしっかりとWebデザインやプログラミングを学ばれたプロ。こだわってその方たちにお願いした理由は2つあります。一つは、デジハリ大のその試みに大いに共感していることと(あわよくばいつか自分もデジハリで学んでみたいと思ってるくらい)、2つ目はママさんだからこそ「学習スタイル診断」や「対話」、子育てコーチングなど共感できる視点がある、と考えたから。
夫の転勤でシリコンバレーやシカゴに家族で住んでいた時に、色々な国から来たママさんと知り合い、目のうろこが落ちる体験をしました。
例えばボスニアヘルツェゴビナの難民のご家族。内紛が起こり、国内が危険で「次の飛行機に乗らないと危ない」と言われて着の身着のまま、到着先が分からないまま飛行機に乗ったらアメリカに着いた、というご家族は、ママはナース。自国で看護師の資格を持っていたので英語とアメリカの看護師のトレーニングを受けてすぐに働いていました。週3回でシリコンバレーでも生活できるくらいのお給料が稼げていて、家族ぐるみで仲良くしてもらってよく行き来をしました。
シカゴでは、コミュニティカレッジの同じクラスのお母さんが、子どもが大きくなったので「保育士」の資格を取って、働きたいという方と知り合いました。
「もうお母さんになったから、仕方ない」、ではなくていつでもセカンドチャンスのある国ってこういうことなんだ、と気持ちが軽くなったことを覚えています。
つい私たちは一旦職業を決めたら、中々変えられないと思いがちですが大人になって視野が広がったらやりたいことが見つかって当たり前。その時に、やり直しができて、しかも安くて負担の少ない方法が一般的になれば益々多様な人たちが活躍できる世の中になるのではないでしょうか。
日本に帰国して、通信教育で保育士の資格を取って再就職するママ友がいたり、今回のようなデジハリ大のコースを卒業してプロとして活躍するママが増えてきていることが、純粋に嬉しいし、応援したいと心から考えています。
そういえば私がオンラインハイスクールで学習コーチを採用・育成していた時は、共感力が高く、柔軟で、子どもに寄り添い、受け止め、学びに熱心でオープンマインドなコーチはほぼ全員が子育て経験のあるママたちでした。大学を出て、結婚し、子どものために一時期家にいたけれど、オンラインで働くという両立が出来る仕組みが合っていてとても優秀で、たくさん助けられました。私自身も2000年から共同創立者になるまでの7,8年間は在宅勤務でコーチをしていました。当時は子育て中のママが「オンライン」で「在宅の仕事」を「英語」を使って、「コーチング」などが珍らしい時代でした。NHKの取材を受けたり、新聞、雑誌者の取材を受けたこともありました。
今回のHP作りはサービスや信念を理解していただくのに3か月ほどかかりましたが、わたしの心からの思いが伝わり、マインドフルラーニングらしいHPがいよいよ春には形になりそうです。特に力を入れた点の一つが「認定コーチ」の紹介ページです。このページの思いの源の一つは、私が一人一人のお子さんをサポートするよりも全国各地で認定コーチがその得意分野やプロフェッションを活かして、地域の教育に貢献していただく方がサポートできるご家庭の数が多く、浸透するスピードが速いと考えていたからです。彼らの活動を応援したいという思いから始まった認定コーチの紹介ページは、2年越しでようやくかなった夢です。
セカンドチャンスが一般的になれば、例えば学生時代に職選びを失敗してもいつでもやり直せる勇気が出るし、マインドフルラーニングの活動を通して本気でセカンドチャンスを考えている方の応援もできれば、と考えています。そんな思いも新HPを通して伝えてまいります。
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