7月末に続いて2回目の白浜です。
学期の途中の先生方の研修は、大変忙しい中の2時間を捻出いただいていることもあり、いつもに増して気が引き締まります。
今回は飛行機到着時間の関係で、研修の前に授業の見学をさせていただく機会に恵まれました。
グループ対話中の理科の時間や、
数学の時間なのに「自立とは?」を問う瞬間に立ち会ったり、
「社会」の時間に「音楽を聞いてもいいし、好きな場所で勉強をしても良い」という自由進度学習の授業を垣間を見させていただきました。
公立中学校でもここまでできることが、感動的でした。
先生方の研修ですが、
マインドフルラーニングのプログラムの流れは、システム思考の3本足の椅子に則っていることを最近発見しました。
1回目はあり方や志について(志と創造的思考)
2回目は自分のパターンや感情に気がつくコーチング(内省的対話)
3回目はセルフポートレート(学習スタイル診断)(システムを見る)
これらを入り交ぜながら、2時間を設計しています。
1回目の研修の時の先生方の生徒の顔や姿が思い浮かんでいる様子を見て
オーダーメイドの初のプログラムを一つ提案したところ、採用いただきました。
研修の最後には学年団ごとにグループワーク。
いただいたアンケートは集計中ですが、現在のところ全員から「大変満足」
をいただきました。
「生徒を見ているようで、見ていなかったことに気がついた、ハッとした」というご意見や、
「今の自分の状況を見つめるワークから始まり、多様な気質の存在、本校の実例を自ら考えさせていただける参加型の取り組み、その前にあった、各気質のトリセツ作成など、
全てが今後の自分、そして子どもたちにいきる内容であった」という嬉しい感想もいただきました。
いつも感じることは、
研修が「大変満足」という度合いは、講師一人の力では成し遂げられず、むしろ参加してくださる先生方の内面や、一緒に作ってくださる姿勢に影響されるということ。
私一人では到底成し遂げられないところまで、2時間で行けるのは、研修の時だけではなく、普段からの素地があるからこそ。
研修後にも「相談したいことがある」と3名の先生が校長室に来てくださって、1時間ほどお話を伺いました。
研修が終わっても、なお子どものために聞きたいことがある、そんな先生方の熱意に私も応えられたらという思いです。
白浜中学では個別最適やコミュニケーションを意識して実践している拓さん校長先生やむらっち教頭先生、こーじ教務主任など、率先して管理職の皆さんが現場に入って同じ目線で関わっているからのようにも感じました。
前回は時間がなくて回れなかった本当に砂が白い「白浜」に翌日行くことができました。
その足で、奈良の学習スタイルコーチでもあり、フリースクールを開校した仲間のところに行く予定です。
期間中、北九州から駆けつけてくれている同年代の学習スタイルコーチのかずっちとの女子旅と対話もありがたい。
「マインドフルラーニング」は、じわじわと広がっています。もっとたくさんの人に届けたい!