こんにちは。
現在、学習スタイルコーチの養成講座を受けているざくちゃんと申します。

・講座の感想
・どのように生活や仕事に活かしているか
などを共有させて頂くことになりました。
どうぞ宜しくお願い致します…!

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7月末に終了予定の養成講座も残りはあと数回になりました。
後半に入ってからは学習スタイルについての理解を深め、日々向き合っている子どもや自分自身の生活にどのように活かしていくか、講義を一緒に受けている仲間と考えているところです。

最近は学習スタイルコーチ養成講座の課題や日々の子どもとの向き合い方について考えさせられることも多くなりました。
毎日やることはたくさんありますが、ここで学んだことをしっかり活かしていきたいという気持ちで、みんなと気合を入れなおしています。

セルフポートレート™️(学習スタイル診断)は、子どもも大人も受けることができるアセスメントで、「気質」「優位感覚」「環境」「興味」「才能」の5つの項目に分かれています。
  
学習スタイルコーチ養成講座では、5つの項目がそれぞれどういうものなのかという説明を受けるだけでなく、自分自身の学びやすい方法を仲間と意見を出したりしながら、5つの項目をひとつひとつ分けて理解しています。
  
支援者という同じ立場でも、それぞれやりやすい方法が異なり、発見があります。
今回は気質と優位感覚についての講義を終えて、考えたことや感じたことを共有します。

●自分に合う学び方とは
少し前の私は、様々な勉強法があり、人によって合うものと合わないものがあることは頭では理解していました。
ただ、自分と違う勉強法をしている人を見ると、「本当に学びに繋がっているのか」という疑念が強くなることが多かったです。

例えば、歴史などを学ぶとき、私は問題集を解くと知識を定着させる方法があっていて、ノートにまとめてもなかなか頭に入りません。
一生懸命ノートにまとめて整理している生徒を見ると、「本当に頭に入っているのだろうか」という疑問がありました。
  
ノートにまとめる方法が自分に合わないことに加えて、自分自身が学校でも「まとめるのではなく問題を解いた方がよい」という指導を受けてきたからだと講座を通して気がつきました。
  
でも、ノートに整理したり、カラフルに参考書を見やすくラインを引いたりする学び方が学習スタイルの中でも認められていることを知り、それぞれのやり方を見守れるようになりました。
実際にノートにまとめる方法でテストでも点数が取れている様子を見て、学びを身に付ける方法は人によって違うことが腑に落ちました。
私は多様な学び方を尊重していきたいです。
  
●セルフポートレート™️(学習スタイル診断)のユニークさ
「セルフポートレート™️(学習スタイル診断)」と初めて聞いたときは、自分自身にあった学び方や心地よい人との関わり方、生活の在り方などが理解できるアセスメントだとイメージしました。
これらの他にも、いろいろ活用できるポイントがたくさんあると今は感じます。
  
まずは、他の人の学習スタイルを知り、自分との違いを知ること。
他者の結果を知り、自分の結果を比べたり、学び方や心地よい生活を聞いたりすることで、自分が当たり前だと思っていたことが当たり前ではないと改めて気づきました。
  
自分の結果をただ解説を読んで納得するよりも、他者と対話することで自己理解が深まったと感じます。
親子でうけることが推奨されているのは、保護者と子どもの違いを両者が理解し尊重し合うことも目的の一つだと私は感じます。
  
そして、得意だけではなく子どもの「好き」を大切にしていること
家庭教師として発達検査の結果を見る機会も多いですが、一般的な発達検査は、能力を測るものであり、正解が決められている課題も設定されています。
  
検査結果も「○○に誤り」「○○に難しさがある」などの表記が多く、できないことに着目して改善したり成長を促したりしていくための側面が大きいです。
  
もちろんこうした検査も必要なのですが、「やりたいこと」や「好き」を大切にしていくこともその人自身の理解に繋がると考えます。
  
「やりたいこと」や「好き」を周りの人に理解して尊重してもらえることは大きな安心とやる気に繋がるはずです。
能力だけでなく本人の気持ちに目を向け、気づくことが大切だと思います。
  
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学んだことは実際の支援現場でさっそく活かしています。
私が家庭教師をしている小学生に文字や話すことに苦手意識のある子がいます。
  
社会で地図記号を取り扱った際、なかなか文字と記号が羅列してあるだけだと理解しにくく、どんどん自信もなくなっているようでした。
  
そこで好きなカードゲームと組み合わせて「地図記号の神経衰弱」にすると、楽しんで取り組めるようになり、学習に対して少しずつ前向きな様子が見られるようになりました。
  
ちなみに私は神経衰弱がとても苦手なので、彼と一緒に神経衰弱をしていても覚えられませんでした。
私が学生時代に暗記するときには赤シートで隠したり単語カードにして覚えていました。
  
自分のやってきた方法以外をその子に合わせて提案できるようになったのは、学習スタイル診断の養成講座を受けたからだと思います。
  
得意や好きなことに注目しながら、少しでも「学ぶことが楽しい」と気づいてもらえるよう、一人一人にあった方法を提案できるようにしていきたいです。多くの先生や「教えること」に特化した大人の方がこの方法を知るだけで、お互いに幸せになるのでは、と確信している毎日です。
  
学習スタイル認定コーチ養成講座

https://mindfulkosodate.com/coach/

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