北九州に来た本来の目的は、今年に入って「えい!ッ」と申し込んだ
EQファシリテーション講座の最終回が北九州で実施されるから。
  
私はインターハイスクールの立ち上げメンバーとして1999年に学習スタイルとコーチングの学びと
提携校のAlger Independence Schoolの仕組みを学びに渡米し、コーチ歴は25年になります。
  
といっても、道のりは試行錯誤、失敗だらけでした。
  
公私ともに、立ち止まる時間がない時期が長く続きました。
今思うと自分の気持ちを一回一回確認せずに、「とにかくやるべきだ!!」という言葉をお守りにして突き進んできました。
  
「やるべきだ」という言葉は今考えると恐ろしい言葉です。
自分に対する呪縛だけでなく、相手にもそれを期待するわけですから・・・


   
そんなある時、働いてもらっていた学習コーチから、「トーマスゴードン博士の親業(Parent Effective Training)を教えられるようになったから、試しに参加してみて欲しい」、と誘われました。
「もちろん!」と快く参加したときに思わぬ大きな壁にぶつかりました。

「ワタシメッセージ」を伝えるときに「自分を主語にして気持ちを相手に伝える」というエクササイズで、私の中に感情が全くないことに気が付いたのです。
  
感情がない、、というよりは、言語化できない得体のしれないものはいつもうごめいていたものの、感情を言語化できない状態でした。
ようやく絞り出した言葉は「うれしい」と「疲れた」の2ワード。
だって、朝早く起きるべきでしょ、そしてお弁当作ったりご飯作って家事をしてから出社するべきでしょ、子どもの話は聞くべきでしょ、、と「べきべきべき」、、で毎日を過ごしていたことに気が付いたのです。
  
その時から私は自分の感情に向き合うことを始めました。
  
時が流れ、今ではCompassionate systemsをはじめとする、いろいろな場所で学びを続ける中で、最近よく耳にする「EQとかSELってなんだろう?」と興味がむくむくと湧き始めました。
感情についていつか体系立てて学んでみようと考えていた時に、飛び込んできた講座だったのです。


  
学びはご縁です。
  
今回の対面講座では、東京のマインドフルラーニングコーチが参加していて、思わぬ再会を果たしました。
導かれるような感覚しかありませんでした。
  
ここからマインドフルラーニングコーチや、これから学びたい!と考える皆さんに還元しながら、ともに成長進化を遂げられたら、と考えています。