全国に300人余りの子どもの凹凸を持つ親の会、「まいにち発達ママ会」とマインドフルラーニングのオンライン講座を開催しました。
講師には学習スタイル認定コーチでもあり、大分の別府市で発達障害専門塾を企画運営している作業療法士の津田憲吾さんをお招きしました。
まいにち発達ママ会の皆さんは、すでに学習スタイル診断を受け、発達の土台作りから学ばれているお母さま達です。日々の実践の中で子どものスタイルを尊重しても、うまくいかないことがあります。
そこで「学びの凹凸と学校や塾との連携の方法」や、「学習環境は最適のはずなのに集中が続かない、ついYoutubeを観ている」という子どもの様子について話し合いました。
前半では、2グループに分かれて30分ほどトピックについて参加者同士で話し合いました。後半には高橋の20年間の多様な学びの実践例と、津田さんから発達障害専門塾で出会ってきた子ども達のケース例をお話ししました。
「20歳になったときにどんな大人になってほしい?」を念頭に置いて、そのために「今何ができるか」を考えることや、津田さんからは子育ては親が子どもを引っ張ったり前を行ったり向き合ったりするのではなく、横に立って一緒に同じものを見ていく、とうメッセージをお伝えしました。
ご参加者からのご感想を一部紹介します。
・事例を色々うかがって、子どもが学習に向かうきっかけって、本当にざまざまで、それに気が付くには「見つけよう」と気負うよりも、素直に興味関心を寄せようと思いました。
・20歳までの長期スパンでのお話と、学習が苦手から学校が嫌い、自分が嫌いの負のスパイラルをなくしてあげたいです。
・私がなぜこの講座を受けているか?とぼんやりしていたものが、はっきりしました。今回の講座で、どの子供に対しても、ますますその子の未来を描けるように頑張ろうとエネルギーをもらいました。
学習スタイルは診断は子どもを診断通りに決めつけるものではありません。診断結果をきっかけに、子どもの「好き」に純粋に関心を寄せたり、同じ目線で困っていることを解決するというコミュニケーションのきっかけになるツールの一つです。
私たち大人のワクワクや興味に関心を持つ姿勢が大切なのです。マインドフルラーニングの次回のオンライン講座は学習スタイルの興味関心と実践例です。
今日の実践例とはまた別の実践例がたくさん飛び出します。日曜日の講座なのでたくさんのご参加をお待ちしています。