東京を中心に全国に250名以上のママたちが集い学ぶ「毎日発達ママの会」にお招きを受けて4度目のオンライン開催となりました。ご参加者は発達ママの会のメンバーの他に、留学カウンセラーやオンラインハイスクールの先生の参加がありました。今回の大きなポイントは自分自身「悩み」だと思っていたことが実は周りから見ると「才能」だったというエピソードでした。双方向の学びのなかで参加者同士の「対話」で起こった気づきでした。
「あの人は才能がある」と言うと一般的には他の人と比べて秀でている、というイメージがあります。特に日本人の私たちは謙虚なので「わたしにはこんな才能がある」とは通常人には言いませんし、当人としては「当たり前」にできることなので自分自身では才能に気が付かないものです。学習スタイルの「才能」は、他の人と比較して飛びぬけたという視点は脇において「自分が容易くできること」と定義しています。
今回の講座では他の人には見えづらい、数値化しづらい「才能」をハワードガードナーのMI理論(多重知能理論)を更に発展させて12の才能に分けて例を挙げながら一つ一つ解説をしました。学習スタイル診断を受けてくださっている方が大半でしたので、ご自身の「才能」の数値が高い部分において説明と実態を比べながら聞いていただきました。「私は幼いころから対人的才能が高かったんだ!」「才能じゃないと思っていたことも実は才能だったんだ!」などの気づきが次々と起こりました。参加者のアンケートから感想を紹介します。
- 自分では思ってもいないところに才能があったりするので、子どもをよく観察して、才能に気づきそれを伸ばせるようにフィードバックしていきたい
- 単なる個性が才能であり、名前もついていることを知ることが出来たのは良かったです。子どもへの視点が変わり、ポジティブなものになりました。
- 学校のカリキュラムに活かす方法を考えたい
- 改めて思ったのは、自分も含め誰しもが何かしらの才能を持っているので、それを発見して、認めて、発揮できる環境を用意しあげられることが家庭でも学校でも社会でも必要だと気が付いた
- 親子で違いを前提とし、子供の行動を1つ1つ才能と理解したい・才能は時間と共に変化していく。その子の特性に合わせて、1つ1つの才能を意識していけば、伸ばすことができる。まずは私が理解して、生徒1人1人に個性があることを認めていきたい
- トークルームでの話の中で、今まで自分が悩んでいた不得意だと感じていた事が他の方からすると才能部分では、という話は自分のなかの新鮮な発見でした
- 兄弟で、上の子の才能がわかりづらいところがありました。日常に表れるその子の明るさやユーモアなど大切にしてあげたいと心から感じた
- 親から見て、意味があるのかな、と子どもの理解出来ない行動や言動でも才能とリンクしているとすると大事にしようと思った
- 才能も変化する子どもも日々成長するということでしっかり観察しながら学び×才能、趣味×才能とコラボすることでもっと豊かな学習になりもっと豊かな対人関係になる、と期待が持てました。また、できるできないではなくその子の才能が発揮されていないと仮定して、より発揮できる環境や、阻害するものを探求していきたい
次の学習スタイルの講座は4月6日火曜日10時~12時、学習スタイルから子どもの強みを考える「興味関心/実践例」です。ご参加お待ちしています。>>詳細とお申し込みはこちらから>>