教育者の間で静かに、力強く広がっている米国のドキュメンタリー映画「Most Likely to Succeed」。所属している東京インターハイスクールで版権を購入し、定期的に上映会を開催しています。第一弾は、保護者会と生徒交流会の合同イベントとして7月の週末に開催。第2回目からは外部の皆様にお声掛けして開催をしています。ご参加者は、大学生、小学生、塾の経営者、美容家、旅館経営者、NPO法人の理事、多様な学びを実践したい、学びたい保護者、、など多様な皆様。普通のイベントとは違い、まずはご参加者の皆さんの自己紹介から始まる上映会。どんな人が同じ場と時間を共有するか知った上で、安心安全の場で視聴しますので、終わりのグループワークやシェアタイムは大いに盛り上がります。私が言葉を重ねるよりご参加者の皆様の声が一番直接届くと思いますので、ご紹介いたします。
🍀ご参加者のアンケートより🍀
- 講座の内容もさることながら、これだけ多くの方が多様な新しい教育に興味を持たれていることに勇気が持てました!
- ケンロビンソン氏が最後に「人は有機的で自然から生まれた」と言っていたところに強く共感しました。AIのこともそうですし、自然環境の変化も大きく、これからは本当に創造的な問題解決能力がと合われる時代だと思います。人が資源です。
- ホームスクーリングをしている人たちはコミュニティで過ごす場の少なさを嘆きます。このような学校が増えたらいいな、と思います。
- 学びの本質的なことを気づけました。本来学びとは自分の経験や体験の中で培っていくもので、アクティブでなければならないと思います。
- この映画を自宅や社内でも見たいと思うのと同時に多くの方に見ていただきたい。
- アメリカでも労働者育成のための教育という目線で学校が運営されていたことに意外な感じがしました。
- 思っていたよりも考えさせられ、気づきの多い映画でした。子どもたちが生き生きと輝いていく、成長していく姿に感動しました。参加者の方たちもいろいろな思いがあり、参加していて心強く思いました。
- 自分の子どものために勉強し、活動している方々にたくさんお会いできて嬉しかったです。小さい子どもがいて昼間しか出られないので、この日時で開催頂けて助かりました。もう一度観たいです。
- 日本にもHigh Tech Highのような学校がたくさんできることを祈ります。
- 貴重な時間でした。また遊びに来たいです。息子はマインクラフトのゲームが大好きで家にいる間はゲームか大人が意識して外に連れ出したり、通信教育、TanQクエストや実験したりなど試行錯誤していますが好きなこと、興味のあることをやり切る環境を用意すればよいことが良くわかりました。
- 「〇〇が退屈だった、」という生徒に対して教師が「退屈の定義は?」と質問する場面が印象的でした。息子、娘ともこんな会話でソフトスキルを身に着けていきたいと思いました。
- 理想的な学習だと思いました。中々自分ではできないけれど、見守ることを大切にしたいと思いました。感想の共有の時間で再度内容を振り返ることができてとても良かったです。
- 世の中の変化に中々ついていけないよなぁ、、と反省しつつよい未来へつなげたいと思いました。
- こうなったら良いな、を一つ一つ実現している姿に驚くばかりでした。「子育てはガーデニング」植えっぱなしの自分の子育てにハッとしました。
- このような機会を作ってくださって感謝です。また娘に世界を広げてもらった気がします。
- 「教育はガーデニングと同じ」という言葉がとても響きました。環境を整えること、見守ること、それぞれに役割があること、子どもの本質を早く見つけることが大切だと再確認しました。
- 始めに見られている方の自己紹介があったのでどういう方と一緒に見ると分かった上だったので、あとのグループワークでもすんなりお話することができてよかった。一人で暗記、勉強しても残っていなかったらもったいないので、やはり経験、プロジェクト、周りの人のサポートによって支えてあげたいと思いました。
- これからの社会に生きる子どもたちに必要な教育だと強く感じました。その前に日本では自己肯定感の高い子ども、自己主張のできる子どもを育て、そのためには親は子どもの気持ち、考え、意見を聞き出し、承認できるよう、コーチングを身に着けてほしいと思いました。素敵な映画を見る機会を作っていただきありがとうございました。
- 子どもたちに自分で考えさせ、失敗して学び、チャレンジさせる。結果、ソフトスキルが伸び、子どもは大きく成長する姿を目の当たりにして、教師も親も喜びを感じたところに感動しました。親たちも今までの教育と葛藤しながらなんだと分かった。教育はエンジニアリングよりガーデニングというのも印象的でした。
- やはり子どもは一人の人間。その時その時の思っていること、考えていることから実践に繋がることをずっと見つけていたいのです。自分も日々実践人生で楽しみたい、です。
- 私の周りにいる3-40代の大人たちがHigh Tech Highの生徒同様、これだ!と思ったことをイベント化して実践し、楽しんでこれを「学び」としている人たちが多いので、今日の映画にとっても共感していただけるのでは、と思いました。そういう大人たちの雰囲気が地域の子ども達に必ずつながると思えました。
- 観光ということを考えたりすることが多いと、どうしても地域を考えます。人材が大切だと思うとやはり子どもたちの教育は何よりの優先事項だと感じました。
- 自分の教育により「結果」というのを体感する場合が多く、あの時と思う場面が多い。結局大人になった今、子どものころにやりたかったことを学んでいて納得する内容も多くあった。また学校以外での時間も多いので、家でどんなかかわりや学びを伸ばしてあげられるか考えて行動していくことが今すぐやれることだと思いました。
- アメリカでさえ、いまだのこのような一方通行の教育をしていることに驚きました。日本は文化的、国民性を考えると自由な発想で学ぶということは難しいと思いますが、少しずつ世界基準に近づけるとよいなと思います。
- 東京インターハイスクールと考えが似ているHigh Tech Highを見ていて共感しました。上映後にコーチ、生徒さん、保護者を交えてのディスカッションも新鮮で楽しくとても有意義でした。
- この映画は見たかったのでよかったです。また保護者だけでなく子どもたちと一緒に見て議論できたのが、とても良い機会になりました。
- 興味深い。あるべき教育の姿はどうなのか、その選択肢の一つとして参考になった。
- お子さんたちと話す機会があってよかったです。子どもを伸ばすには見守ることが大事だと思いました。
🍀生徒の感想🍀
- クリエイティブであるために人の目や社会を意識するのは得策ではない
- 良かった点は子どもたちが自由に選択できるところです。インターナショナルスクールと一緒で先生があまり子供に指示をしないところがよかったです。
- チャータースクールという概念がなかったのでとても参考になりました。既存の教育以外の教育について勉強しているのでこれからどういうプロジェクトを立ち上げるか考えたい
- 1980年代まではテストでいい点数を取る人がよい大学に入り、一流企業に入れたが、今は例え「よい」大学に入ってもアメリカでは50%の人は仕事がなく、学校の教育は意味を持たないことを知りました。なのでこれからはインターハイスクールにいることを活かして自分が社会で生き抜くすべを身に着けたいと思います。
- テストのため、卒業のために勉強をしているわけじゃないと思う。自分で考えて、自分と他人で協力して作っていくということがすごく大事なんだと思いました。短期記憶だけが勉強じゃない!!
- たくさんの人の意見を一気に聞くことができ、本当に自分と他人の考え方は違うのだと感じ、楽しかったです。
- 生徒、友達の親、コーチとバランスよく混じって話せてよかった。
- 自由な教育をもっと知って自分の学びに生かしたい。
- 0→1に挑戦しようと思った。今まで0.2からのスタートをしていたような感じだったので。
- 今日の映画を見て自分はこんな環境で学習がしたかったんだなと気づいた。入学したての今、この映画は自分の今後のサポートにもなるように感じたし、この数年間忘れていた気がする知的好奇心をくすぶられた。
🍀上映予定🍀
7月25日水曜日10時‐13時 東京インターハイスクール青山キャンパス
〇8月12日日曜日10時‐13時 東京インターハイスクール渋谷キャンパス
〇8月25日土曜日午後 京都ひとまち交流館京都(ホームスクールを支援している仲間が主催します。午前中は高橋の講座も行います)
〇8月26日日曜日10時‐13時 東京インターハイスクール渋谷キャンパス