マインドフルラーニングでは2020年3月に「長期休校での家の過ごし方」をサポートしようと、有志の認定コーチたちが立ち上がり無料で「学習スタイル・簡易版」のご提供活動を行いました。学校が再開しても自分の強みや得意分野を子ども自身が認識し、自信をもって学びに向かえる状態を目標としました。また親御さんは子どもと自分の学び方の違いを認識することで、子どもが伸び伸びと自分らしく学べる環境づくりができるようになるという狙いもありました。この活動は大成功で、全国、海外から合計70名近い皆様にお申し込みをいただきました。
次なる私たちの試みは「オンライン哲学対話サロン」です。今このコロナの状況では、何をすれば正しいのか、どう行動をしたらよいのか、という「正解」はありません。つまり正解のない問題に直面したときの解決法の一つとして「対話」をご提案します。企業に、ご家庭に、学校に、コミュニティに広げていくと、まず安心安全の場で自由に発言することを体験することになります。これまで正しいことを発言することばかりが求められていましたが「哲学対話」では評価や判断を交えず、自由に発言をする、という機会を通して、多様な価値観を聴く、受け止める準備ができるようになります。その結果対話を通して一人一人が物事を自分事として考え、行動ができるようになります。
「オンライン哲学対話サロン」の第一回目は、認定コーチによるファシリテーションでした。導入では質問ゲームでお互いに質問をしあい、自由に話す準備ができたら、いよいよ対話です。コロナの過ごし方についてのテーマが投票で決まり、誰でも気になるような時事問題のトピック・過ごし方がたくさん出てきました。アンケートからは、100%の方が次回もぜひ参加したいを選び、哲学対話の内容も100%の方が満足・大変満足をされました。
- メンタルサポートの一面がある。
このような前代未聞の事態に先行きの見えない不安や感染への恐怖など浮足立つのは自然です。哲学対話という場所と時間が設定された中で定期的に聴く、話す、のはメンタルの安定にも必須だと考えています。 - 聞く、話す、考える=人を主体的にする。
人の話を聞いてそれを受けて自分の話をアウトプットするというその訓練になります。 - 考える
モヤモヤとしたものをお土産として持ち帰り、考える種を植え付けることができます。視野が広がり、意見の違う人にも寛容になれます - 距離が近くなる/チームワーク向上
ご参加者のいろいろな意見を聞き、受け入れてもらえるので親近感がわき、一体感を感じることが出来ます。 - 安心安全の場
「何を言ってもよい」を体験する評価判断されない場で自由に意見を言う機会は日常にあまりありません。 - 共通のテーマでディスカッション
良い悪い、正解不正解はありません。自由に共通のテーマで話し合う方法を対話を通じてまなぶことができます。 - 前向きに、元気になれる
楽しいを共有し、ひとと話すこと、アウトプットするとエネルギーが湧いてきます。
第一回目哲学対話サロンのアンケートよりご感想
- 時間が足りないように感じたのですが、最後の「モヤモヤはお土産」で全て集約されていた
- 今は、意識が高い人しか参加できなくても、いずれ対立側にいるような方でも、対話を通じて自分へ問う意識が生まれることで、融合して歩み寄れる手法ではないかと強く感じました
- 様々な問いや他の人の経験、考えに触れることで普段考えないことについて思考が広がっていくのが面白い。日常でキャッチできる情報の幅も広がりそう。
- ひとつのテーマについて、様々な意見を聞くことができ、視野がひろがる。
- 自分が考えていたことと全く違う着眼点のお話も出て学びが広がり、声に出して話すことで元気になりました。
- 繋がる安心感。オンラインでも安心安全やラポールが確保できれば哲学対話を十分できると感じました。zoomの方が対面の対話の時よりも参加者1人1人の表情がよく見えることに気が付きました。
- 安心・安全の場の提供であったり、誰も発言してない時にスッとコメントをさりげなく入れたり、タイミングが絶妙で素晴らしかったです。
オンライン哲学対話サロンについては近々ご案内予定です。初回2回までのご参加は無料です。ぜひ定期的にアウトプットをする場所、いろいろな方の意見を聞く場所、にご参加ください。またマインドフルラーニングでは2020年7月開講の第4期学習スタイル認定コーチ養成講座の募集が始まっています。オンラインスクール開校に携わってみたい方、在宅でコーチングや子どものサポートのお仕事をしたい方、コミュニケーション術について学びたい方、学習スタイルを生活に取り入れたい方、ぜひこの機会にご応募ください。お申し込みお問い合わせはこちらから