旭川東5条小学校の先生方全員にセルフポートレート™︎(学習スタイル診断)を受けていただき、その後、教頭先生と連携しながら45分間のクイックワークショップを実施しました。
  
ワークショップから10日が経った今も、職員室では「学習スタイル診断」が共通言語となり、先生同士が子どもの特性を見立てながら、より良いアプローチを考え合っていると聞きました。

先生になった理由を思い出してみると、
「子どもと関わるのが好き」
「子どもたちには幸せな大人になってほしい」
そう願ってこの道を選んだ方も多いはずです。

しかしながら学校の環境や慣例の中で、
「社会に出た時に困らないように」と子どもを「指導するべき」、という視点にすり替わってしまうこともあるかもしれません。
それは、初心の志に「鎧」をまとった状態。
「指導」が悪いわけではなく、指導の前にできることがあるとマインドフルラーニングでは考えます。
  
まずは子どもを観察すること。
そして、子どもがどのように学び、どのように関わることで力を発揮するのか、大人が理解しておくことです。
  
私たちマインドフルラーニングは、学習スタイル診断とコーチングというアプローチを通して、その「気づき」を届けています。

ワークショップの中ではこんな声がありました。
💬「今までは、子どもを“自分の方向”に向かせようとしていたことに気づいた」
💬「この職員チームでもこんなに違うんだから、クラス30名、30通りの向き合い方があるはず」

その上で、先生方から自然とこんな言葉も生まれました。
📝 「担任一人で30人の子どもを考えるのは難しい。他の先生も巻き込んで関わってもらおう!」

この気づきが広がれば、「子どもたちのウェルビーイング」を軸に関わることが当たり前になっていくかもしれません。

そのためには、先生自身が自分を知り、働き方を見直し、自分自身に思いやりをかけ、労ったり大切にすることも必要です。

今回の研修は、現場の先生と細かく打ち合わせをしながら、その学校に合った形で実施しました。
事前に場を温めてくださったかわじぃに感謝です。

これからはマインドフルラーニングのアプローチに学習科学や認知科学の視点を取り入れながら、これからも先生方と一緒に考え続けていきたいと思います。

🌱 「今の子どもたちに、どんな学びの環境を届けたいですか?」

そんな問いを、大人自身が考え続ける場をこれからも作っていきます。

🌱 先生方のアンケートより一部ご紹介
・この結果を元にグループを構成すると班活動が活性しそう
・次年度子どもたちにも「違いがあって当然なんだ」をスタートラインにした授業作りや学級経営をしたい
・自分のことを改めて見つめ直す、あった学び方を発見できる面白い時間だった
・今回先生たちの特性がそれぞれ違ったように、クラスの子どもたちにもいろいろな方法があって、それはそれでいい、ということを実感した。
・今回学んだことを活かして広い視点で子どもを見つめて支えていきたい


*画像・内容共に許可をいただいて掲載しています。

#教育改革 #子どもの個性を伸ばす #先生の学び #学習スタイル診断 #学校教育のこれから