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「子どもの権利」や子どもアドボカシーを学び始めてまだ数ヶ月。
学びながらのアウトプットにお付き合いいただき、純子さんの協力のもと、無事に講座を終えることができました。
今回は90分という限られた時間の中で、
✅ 「もっと話を聞きたかった!」
✅ 「同じ考えを持っている人たちがいることが嬉しい!」
といった声が寄せられました。
講座終了後に残った皆さんで話したアフタートークでは、
「もっと多くの人に知ってもらいたい」
「知るだけでなく根付かせたい」との想いが聞かれ、私自身も改めて考えさせられています。
日本が子どもの権利条約を批准したのは1994年。
しかし、こども家庭庁が発足したのは2023年——この30年、私たちは子どもの「人権」について十分に考え、教育や関わりの中に反映できていたでしょうか?
私自身が子どもだった頃を振り返ると、「自分の意見を聞いてもらった記憶」よりも、「こうしなさい」と指示された記憶の方が多い。
また「連帯責任」という名のもとに、全員が体罰を受けるような経験もありました。今思うと悲しく腹立たしい気持ちになることもあります。
子どもの権利条約が示す「4つの原則」と「4つの権利」は以下のとおりです。
🔹 4つの原則
・差別の禁止
・子どもの最善の利益
・生存と発達
・意見表明権
🔹 4つの権利
・教育を受ける権利
・遊びと休息の権利
・安全に守られる権利
・意見を表明し、参加する権利
2017年に施行された「学びの機会確保法」 により、
・学校以外の学びの場で教育を受ける権利
・学校を休みたいと言ってもよい権利
が明文化されました。これはまさに子どもの権利条約に準じたものです。
この権利は、子どもだけでなく、私たち大人にも必要ではないでしょうか?
「休んでもいい」「安全が守られる」「意見を言える」——この3つが保証されることは、誰にとっても大切なことです。
今日からできるスモールステップを私なりに考えてみました。
まずは、子どもの話を最後まで「聴く」ことから始めてみませんか?
・途中で遮らない
・先回りして答えを言わない
・最後まで話を聞き、一緒に考える
「子どもはまだ知らないから教えなくてはならない」 という考えを手放し、「できること」と「できないこと」を対話しながら決めることが大切です。
自分で選んだ道だからこそ、成功も失敗も自己完結できる。
そのプロセスを支えるのが、大人の関わり方の役割ではないでしょうか。
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📅 次回:2025年4月27日(日)9:00〜90分
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