昨日はアドバイザーとして伴走をしているインフィニティ国際学院の中高合同保護者会でした。学習者中心の学びを実現するには、親御さんと学校やスタッフとの連携が欠かせません。
私自身、前職のインターハイスクール時代にも「保護者会」という形で勉強会を定期的に開催していました。
例えば子どもがセルフポートレート™︎(学習スタイル診断)を受けているので、学習コーチの会議内で定期的に研修を開催し、保護者会では親御さんとスタッフが一緒に学習スタイルやコーチングの勉強会を設けていた、という具合です。
この会の目的は、単なる学校からの連絡事項を伝える場ではなく(実際、伝達事項の時間は全体の1%ほど!)、参加者同士がつながり合うことにあります。
他の親御さんの子育ての話を聞いて新たな気づきを得たり、「先生!」と呼ばれるスタッフの人間的な一面に触れたりすることができる場を目指しています。
一人の人間として互いに信頼し合い、何かあれば気軽に相談できる関係を築くことを大切にしています。
今年はドルトン東京学園さんでも中学、高等部の保護者会で学習スタイルのお話をさせていただきました。
アセスメントを導入した中1では既に家庭でも「自分の学び方やタイプやその違い」について話題に出ることが多いと伺いました。
任意参加にも関わらず他の学年の保護者の皆様にもご参加いただきました。「自分の学びの特性や特徴」が職員室やご家庭でも共通言語になっているようです。
昨日のインフィニティ国際学院の保護者会では、今年新しく導入したSEE LEARNING(社会的・感情的・倫理的な学びを重視した教育プログラムで、思いやりや倫理的判断力を育む)の授業を担当しているチューターこうちゃん がファシリテーションをして保護者・スタッフが共に「共感的な傾聴」を体験しました。
この授業は中等部のカリキュラムの中でも特に子どもたちに人気で、久しぶりに会うと、子どもたちが自分の感情やニーズを伝え合ったり、お互いの話に耳を傾けようとする姿を目にします。
こうした姿勢は、授業内だけでなく、日々の生活や何気ないやりとりの中で、大人が意識的に関わることで育まれているのだと感じます。
保護者会では、「聴くって難しい」という新たな気づきを得た方もいれば、「これがどうカリキュラムにつながっているのか?」といった目的がまだ十分に伝えきれなかった面もありました。
しかし、「つながり」「安心」「体験」という観点では、大変満足いただけたとのご意見を多くいただきました。
このように、ご家庭と学校が一緒に子どもの成長を考える機会、そして大人自身が振り返る時間を定期的に設けることは、これからの時代における教育の一つの形だと強く感じています。
これからも、関わる学校で学習者を支える先生方や保護者の皆さんをつなぐ架け橋であり続けたいです。
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