マインドフルラーニングでは、セルフポートレート™︎というツールを使って先生が子どもの「コーチ」や「応援団」となって関わることを提唱しています。「教えること」がプロの先生方だからこそ、マインドフルラーニングを学んでいただくと、経験と理論が結びつき、現場で生かしていただく実践が「早い」です。
その事例を届けたくて「先生が自分でできる、子どもに合わせた授業」のオンライン講座を日曜日の早朝に開催しました。
都内の公立小学校で2年生の担任をしているよっしーのクラスの子どもたちは自ら進んで学び始めました。
よっしーは7月に学習スタイル認定コーチ養成講座を卒業したばかりなのですが、
講座が始まる前から著書を読んで研究。
目の前の子どもたちに、授業に、といろいろと試していました。
「WISCIVは正常値。でも、苦しそう」な子どもたちを目の前に、何ができるかを考え、
「低学年のうちには、いろいろな学び方を経験して欲しい」から「先生は学び方を見つけるスタンスで関わる」と決めて、試行錯誤をしました。
今回の講座では、3つの事例のお話がありました。
一つは親御さんの対応法。
2つ目は通知表の書き方が変わったこと。1学期にあった「事実」を以前は書いていたが、今回は子どもの日常で見られたその子ならではの強みを、学習スタイルの気質の特徴をから観察し、1日で仕上げることができた!
3つ目は国語の活動実践についてでした。
国語の事例では、「作文」で一般的に授業で行う「短冊」を書く方法が得意なのは組織遂行タイプの子どもで、その他の子どもにとっては苦行しかないこと。
表現実行タイプの子どもは、「いきなり本番を書く。間違えたらもう一度全部書く」と自分で決めて書き、書き上げた話がありました。
また「書けない」と涙を流していた思索創造タイプの子どもは「絵を描いていいよ」「写真で調べてみる?タブレットで下書きしよう」というと
自分で書き上げることができたという話がありました。
この話は、打ち合わせで聞いていたけれど、改めてうるっとしてしまいました。
これまで作文が書けなかった子どもが初めてかけたとのことだったので、相当嬉しかっただろうと、子どもの気持ちが伝わってくるようでした。
漢字のテスト勉強、覚える方法については、何回も書く(記述型)の学び方以外の方法を子どもたちから提案をしてもらいました。
8つ以上の漢字の覚え方が出てきて、みんな好きなものを組み合わせて取り組みました。
その結果学びが自分ごとになり、
テストの結果も他のクラスと変わりがなかったということがわかりました。
物語文の理解については「お話ミッション」という方法で、ゲーム感覚で取り組むことで主体的に、みんなで助け合って学ぶ姿が見られました。
90分はあっという間で、
【日常の担任としての子どもたちとのかかわりに生かせる具体的な手立てとその背景が両方手に入った時間】
【子どもの見立てをどう授業に活かしていければよいかのイメージがつかめた】
【診断しないと使っちゃダメという縛りじゃないと知れて良かったです。この子はこの型かも、という積み重ねから生まれた実践を聞けて、より身近に感じました。】
などの感想が聞かれました。
マインドフルラーニングを学ぶと、先生方は任せられるようになり、子どもは自分たちで取り組み始めるので
「楽になる」のが特徴です。アンケートは「大変満足」が100%。次回は算数九九などの事例を含めて1月19日(日)朝9時〜90分開催予定です。今から予定を確保しておいてください。
🍀アーリーアダプターとして、マインドフルラーニングの学習スタイルコーチングを学びませんか?授業内や生徒対応、職場だけでなく家庭内でも活かすことができる、という感想をいただいています。