今年で4年目になる聖学院の出張授業に行きました。
今回はグループファシリテーションを担当してくれる大人だけで10名の仲間が力を貸してくれました。
初年度はクラス規模もまだそれほどではなかったので、5,6名で足りていたのですが、年々増えています。
高校3年生のこの時期に私が受けたい授業は、知識を増やしたりすることや受験対策ではありません。
自分とはどんな人間か?を高校の集大成として発見したり、仲間とお互いに言語化し合ったりする時間を過ごしたいと考えました。
そこで生徒一人一人に「コーチ」となってもらう50分に設計しています。
そもそも私がコーチを24年間続けている源の一つは、自身の高校時代。
オーストラリアの現地校で、いきなり友人が0になり、言葉が通じない中で高校レベルの勉強と、生活上の人種差別的な扱いを感じて
だんだんと孤独になっていました。
そんな時に親や先生という役割ではない大人の存在を熱望していました。
そっと寄り添って、話を聞いてくれたり、視野を広げるように整理をしてくれたら、、
そんな大人の存在を今も体現したいと活動を続けています。
授業では、一気にクラスの温度が上がり、笑顔や笑いが聞こえてきます。
グローバルイノベーションクラスの発表は、
生徒一人一人が自主的で、考える力が養われていました。
「哲学ゼミ」の発表は(環境ゼミ、起業ゼミもお邪魔しました)とても面白く、全日制の教育の可能性を感じて帰ってきました。
子どもの可能性を見た時に心から震えるというか武者震いが起きます。
やっぱり「教育」に関わっていて良かったと思う瞬間です。
今年も機会をいただき、日野田先生にはいつも信頼をして任せてくださっていることに感謝です。
休日の中集まってくれたグループファシリテーションの皆さんもありがとうございました。