小学校の教頭先生が、書籍「放っておいても子どもがぐんぐん学ぶ’学習スタイル’コーチング」を手に取ってNOTEを書いてくださいました。
一部紹介します。
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この書では、現代教育にかかる「不登校」、「探究」、「インクルーシブ」、「VUCA」、「主体的、対話的で深い学び」、「個別最適な学び」「自己調整学習」等々へのつながりも感じました。
1 はじめに
学校現場では、「あの子は視覚優位だから、絵に描いて説明してあげるといいのよ」や「あの子は、目で見て理解するタイプだから、図を並べてあげるといいのよ」と子どもの特性に応じた話が、よくなされます。
今回は、このような子どもの特性について深掘りして考えてみます。
2 小さな大きな疑問
しかし、それであれば、昭和から綿々と紡がれる、板書が大量に為される授業スタイルも「目で見て理解する」ことには変わらないので、視覚優位の子どもにも『いい授業』だったはずです。
一斉指導というスタイルも、先生が、多くを説明し、子どもは耳で聴くことになるので、聴覚優位の子どもにも、『いい授業』だったはずです。
これまでの定番、チョークアンドトークの授業が、すべての子どもにとって、負担のないものであったと考えられなくもありません。
しかし、世界を見渡しても、黒板が過去の遺産になりかけていることが、現実のようです。
また、全く板書をしないスタイルの授業で、視覚優位の子が、困っていたのかというと、そうでもない事実もあります。
学力の一側面を図るペーパーテストの結果では、すべての教科において向上が見られることもあり、なんとも不思議でなりません。
どういうことなのでしょう?
何が起こっているのでしょう?
経験豊富な先生や特別支援担当の先生から、視覚優位イコール何か視覚に訴えるものを提示することだと教えていただきました。
経験の浅い先生にとっては、聴覚に対して、視覚という、新しい選択肢を得られたと捉えることができます。
要は、それまでは「聴覚」一択だったところ、若しくは、このようなことに考えが至らなかったところ、新しい概念である「視覚」という選択肢を持てるようになったことになります。
これも一つ教育者としては、子どものプラスになると考えられなくもありません。
一方、教師が、それなりに納得できる側面から見ることで、子ども理解を深めたような気になっていたのだと考えることもできます。
しかし、また別の視点から、教師が理解に至っていない側面から、子どもの事実を見とることも、とても大事だと思います。
なぜなら、そこに、目の前にいるすべての子どもにとって学びやすい環境に、なっていない事実があるからです。
不登校児童・生徒が増え続ける一つの原因なのかもしれません。
学びを深める、子ども理解を深める為には、自分自身が理解できていない側面から、「わからないことはわからない」と言って学ぶことが必要だと今更ながら再認識しているところです。
3 ほうっておいても 子どもがぐんぐん学ぶ「学習スタイル」コーチング
高橋有希子 著
さて、それでは、教師がどのような学びをすればよいのかということになります。
今回は、上記小見出しの書籍である
「ほうっておいても 子どもがぐんぐん学ぶ『学習スタイル』コーチング」(高橋有希子 著)から、多くの気づきを得ることができました。
続きは、リンクからご覧ください。
先生方のWell-beingがこの書籍をきっかけに手に入れば嬉しいです!