ドルトン東京学園を訪問しました。

以前から「前職のオルタナティブスクールを学校法人にしたような学校だ」、と感じていましたが、

実際には、想像以上でした。

建物に足を踏み入れると、海外の大学を彷彿とさせる明るい緑に囲まれた建物。

「授業中」という事でしたが、生徒が一方を向いて先生の話を聴いている様子ではなく、

研究をしている生徒、電子顕微鏡でクレンジングの素材を先生と一緒に探究している生徒、

カフェテリアで仲間と自習している生徒や、運動をしている生徒など、

思い思いに過ごしていました。

思い思いと言っても、自分が今何をしたいか、するべきか、がわかっている様子も同時に伝わってきました。

生徒の居場所や興味関心を学びにつなげる仕掛けが、あちらこちらに。 

例えば思わず手に取ってしまう鉱石や自分の身近のものをのぞきたくなる電子顕微鏡など。

21世紀型の教育を、ソフト面だけではなく、環境面、ハード面からもしっかりと設計されていて、これは先生も、生徒も、もしかすると保護者でさえも通いたくなる学校ではないでしょうか。

何よりも先生方が自身の「好き!」を探求していたり、

生徒たちも生き生きと学んでいる様子を目の当たりにして、

そんな大人の背中を見たら、子どもも自然と学びたくなるのが分かる気がしました。

オルタナティブの世界にずっといたので、「学校法人でここまでできる!」、と新たな発見と、将来の明るいビジョンを得た気持ちになりましたし、

こういう学校が台頭する中で、オルタナティブスクールの意味意義を問い直したくなりました。

開校5年経っても、引き続き先生方が楽しく挑戦されている様子も、シンプルに嬉しく、元気をもらいました。

先生方の生徒への声掛けや、自己理解からの他者理解という観点において、

何か少しでもお力になれればと言う思いで後にしました。