六本木の森美術館に行ってきました。
VTS(対話型アート鑑賞)のファシリテーターの勉強をしてから初めての美術館訪問。
対話をしながら色々な角度で観る楽しさを体験しました。
以前だったら「黙って、鑑賞して、感じる」止まりでした。
行きたかった理由は3つ。
「アートと教科を掛け合わせた芸術作品ってどういうモノだろう?」
という純粋な興味と、
インフィニティ国際学院の中等部で探究学習の中に取り入れている
「学年/科目横断的な学び」のヒントとして知りたいという好奇心、
そして、純粋にアートを楽しみたかったというのもありました。
「国語×アート」のセクションでは、
象徴と実物と解釈の違いについて考えさせられたり、
アートを前に「対話することそのものが言語活動かも?」を体験。
「社会×アート」はこれまでの社会問題(貧困、自然災害、戦争、LGBTQ)などを動画や絵画、モノで表現し考えさせられる作品も。
「豆腐にお経を書く」と言う動画は破壊と創造の繰り返しという概念が印象的でした。
また「哲学×アート」では、そもそもアートって哲学的だと痛感し、
「数学×アート」「体育×アート」「音楽×アート」は時間切れで、泣く泣く退館。
「アート」そのものがカテゴライズやレッテル張りと真逆の概念で、それは学習指導要領の教科・科目にも通じる事だと思いました。
本当の学びとは、ひょっとして
「the 数学」を学ぶ、
ではなく、
興味のある絵を見ていたら、数学に結び付いた
と関心を持って取り組んでいたら、いつの間にか社会の事象を知っていた、
こういう学びこそ、本質なのではないでしょうか。
____まだ開館中___
青学WSDの学生証のおかげで学生料金で鑑賞できました。
森美術館開館20周年記念展
ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会
みんなで学ぼう、アートと世界