自分自身のことが一番見えづらいと言われていますがコーチング実践24年の私でも、未だにそうです。


例えば、このようなやり取りを専門学校に通う末娘としました。

娘「長期休みのインターンに○○のリゾートホテルに行こうとおもうのだけど」

わたし「ずっと行きたいって言っていたもんね。なんで○○がいいの?」

娘「○○はきれいな海が目の前だし、元々就職は○○でしたいと思っているからちょうど良い機会だと思って」

わたし「へ~確かにそれはいいね。でもわざわざ○○に行かなくても、海が目の前のリゾートなんてたくさんあるし、何かあったらすぐに帰れないし、知り合いに聴いて他のホテルを探してあげる~」

・・・云々と話していたら、


娘「ママはもしかして、私が家から離れることを心配してるの?さっきから○○がダメな理由ばかり話しているけれど」

わたし(ハッ!)「確かに・・・(よく考えて)ママは心配しているんだね。自分でも気が付かなかった、ビックリ!」


「感情」について、日本の学校教育では「感情とは」とか「感情の扱い方」についてのカリキュラムはありません。「自分の気持ちを大切にするより、相手を大切にしましょう」、と言われ日本人として、自分の気持ちをよりも他者を優先する気質もあるので、溜まったときには爆発してしまう。

気持ちは「伝えるもの」でなくて、「発散させる」「ぶつける」もの、だと認識されています。
そこで、わたしは日々子ども達から「お友達が―」とか「上司が―」とか「同僚が―」などなどの話を聴くときに受け止めた後に「それで今あなたはどんな気持ちなの?」と聴くことにしています。


その訓練(?)の成果なのか、今回は逆に娘に母の気持ちをズバリと当てられてしまいました。
元々自分の気持ちをキャッチするのが苦手なことは分かっているので、一日のどこかで振り返りを取っているのですが自分のことは一番見えづらいです。


日々家族に問いかけていたらこんな風に子ども達から、逆にメタ認知を促してもらえるようになります。
話を聴き終わった後に、ぜひ聴いてみましょう。「それであなたは今どんな気持ち?」