個人、学校、企業の組織開発に携わり、子どもから大人まで伴走をさせていただいている中で、
「学校」では教えていないけれど、社会では必要とされている3つの存在に気が付きました。


一つ目は子育てについて、
2つ目はタイプの違う人とコミュニケーションを取りながら一つのことを成し遂げていく方法、
3つ目は、自分に合った学び方、仕事(分野)を見つけること、その為に試行錯誤の経験を学校にいるうちにしておくこと、
です。


他にもあるものの、特にこの3つはクライアントから日常的に聴く主訴です。
その3つをカバーできるのがセルフポートレート™(学習スタイル診断)とコーチングだと考えてます。
「コーチング」は、レッテルが色々と貼られていて誤解をされやすいのがタマにキズ。
コーチングの本質を一言で表す表現を思索中です。


インフィニティ国際学院では入学式の次の日から、「自分を知って他人を理解しよう」というテーマを掲げているので、ワークショップ形式で、双方向、対話型の時間を用意しました。
一回目の「気質」は中高等部の生徒と、それぞれのチューター5名が参加。
事前にセルフポートレート™で結果が出ていたのでそれをベースに、グループ分け。
エクササイズの前にリマインドしたのは「○○タイプとレッテルハリをしないこと、評価をしないこと」。
5つの気質ごとにグループに分かれ、特徴を考えシェアしあうと、「こんなに違うんだ!!」とその違いに笑いの渦。


更に後半ではタイプ別アプローチを質問し合いました。
例えば、「提出期限を守らなかった場合はどんな風に声をかけて欲しいか」という問いに
発明型グループは「そもそもなぜこの課題をやるのか説明してほしい」と根拠を要求し、
表現実行型グループは「楽しくないからやらない。楽しい課題にしてほしい」、
組織遂行型グループは「そもそも期限を守らないことは無い」と言うので他のグループが目を丸くしたりしました。
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2日目の「優位感覚」は8つの学び方の一つ一つを考え、英語学習を例に出して自分らしい学び方と試してみたい学び方について考えました。
英語学習は自分で目当てを立てて、自分に合ったリソースを使って「めあて」に向かって学習をしていくという学習法で進めて行きます。
学習計画を立てる前に、色々な学び方に触れて、自分に合った方法を見つけて学習をすることになりました。
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子ども大人分け隔てなく一緒に学習する学習者だ、という意識をもって中等部チューターは学びを続けます。
ワークショップは生徒向けでしたが実は参加してくれていた大人に対しても私なりのメッセージを伝えています。
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ここからしばらく東京ですが、またGWに層雲峡に戻ったときに、生徒もチューターも、どんな学び方をしているのか、それがどんな風に作用しているのか、話を聴くのが今から楽しみです。
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真冬の北海道層雲峡より、真夏日の東京へ戻ります!