11月から鹿島朝日高等学校の400余りのサポート校の先生方、本校の先生方向けの「個別最適化×コーチング研修」が始まりました。

鹿島朝日は鹿島グループの中の通信制高校で、全日制の茨木鹿島学園、神奈川県山北高校の3つで成り立っていて、生徒数は12,000人​と言われています。


一年ほどかけて研修の準備をしていました。トップはどんなビジョンを持っているか、生徒にはどんな風になって欲しいか、先生方には何が必要か、等のすり合わせを何度も行いました。


聴くところによると、これまでの教員研修は「ティーチング」で、教え方の研修が中心だったと言います。例えば、生徒に背中を見せないで教える方法だとか生徒を寝かせないためにはどうすればいいのか、、というアプローチです。

これからは生徒たちに豊かな人生を送ってもらうために、どんな風に先生たちは関わっていけばよいのか、マインドフルラーニングを通して共に学び続けていく予定です。


通信制高校の門戸を叩く生徒は少なからずとも「一般的な学校に合わなかった」という体験をしています。思春期の多感な時期とも合って「自分はみんなができていることができなかった」という敗北感に近いものを抱えている生徒も多いです。


関わる大人がコーチとして、「それは君の強みでもあるんだよ」と言い、「ジャッジされずに受け入れてもらっている!」「聴いてもらえる」と感じられる関係性を築くことができれば生徒は本来の力を発揮し始めます。


子どもに寄り添いサポートした結果、子どもが幸せに成長していく姿をみることで大人側も励まされるに違いありません。わたしは少なくともそこが嬉しくて気が付くと22年間コーチを続けてきました。


ところで、初回の研修は層雲峡の街の停電の影響でネットが繋がらなくて大慌て。

急遽ロープウェイ駅のカフェに移動し、山々を眺めながら、ゆったりとしたネットが繋がる場所からお伝えすることができました。


一年後にはコーチングと学習スタイルの観点で子どもと関わる先生方の笑顔が溢れる学校になることを夢見て、伴走します。


【鹿島朝日さんより研修導入ご紹介については承諾いただいています】