本日のオンラインダイアローグは、「子どものゲームやりすぎ問題を考える」第2弾目。ホテルオーシャン那覇国際通りの副総支配人の翁長真太郎氏を講師として迎えたシリーズ講座です。本日も日本全国から、小学校の先生、フリースクール関係者、保護者、大学生、といろいろな立場の方たちからお申し込みをいただきました。
ゲームは、学生時代に培うことが難しいと言われている「主体性」を身に着け、社会に直結したスキルを育んでいる、という前回の復習から講座は始まりました。お子さんのゲーム問題を心配する前に、「そのゲーム自体を親が知っているか、興味を持って子どもに内容を聞いているか」「どんな遊び方をしているか」という視点でみると、子どもの得意分野が見つかるというテーマでした。
途中のブレークアウトでは、ゲームの代わりになる、「怒られない、否定されない、邪魔されない」場所や活動は何か、という話や、ゲームの暴力は実は子どもが一番「ゲームの世界のことだ」と知っているという話になりました。暴力なシーンは戦隊ものや鬼滅の刃のシーンでも繰り返し登場しますが、それが子どもの暴力行為とはつながっていないという視点もありました。
そして2時間半の最後には「いいも悪いも風通しよく親子がコミュニケーションを日常から取っていることが大前提」という話が出てきてマインドフルラーニングの活動の思いが伝わったことが分かり嬉しい思いでした。以下は本日のご感想から
- 他の参加者の方もおっしゃっていたように、親子での日頃のコミュニケーションの重要さを改めて知りました。後ろから見守る姿勢は、ゲームだけでなくすべてにおいて大切だなと思いましたので、今後も家庭内で、「否定しない」空気感を漂わせようと思います。
- 内容も構成もとてもよかったです。特に、子どもの好きなゲームを聞いて、そこから「強み」を見つけるという、翁長さん独自の「強み」発見セッションはとても興味深かったです。
- ゲームを「内容」「遊び方」という切り口を見立て更にその中で「能力・スキル」「コミュニケーション方法・性格特性」に項目立てて分析していて、その項目立てを学習スタイル診断と紐づけていた部分が、分かりやすかった。また改めて対話を通した信頼関係を親子間で結ぶことの重要さを再認識できました。
- 子どもに対し、関心があるんだよという姿勢で、ゲームのことも話題にしながらコミュニケーションを取ろうと思います。
- シリーズで参加させていただくと、少しずつ考えが整理されていくことを感じます。ありがとうございました。
- 子どもを指導したり親御さんの相談を乗る前に、まずは自分が自らゲームをやってみようと思いました。
次回の講座は3月28日日曜日です。ゲームから子どもの多様な学びを考えるというテーマで、マインクラフトを一例として学びを深めていきます。>>お申し込み詳細はこちらから>>https://dialogue4education13.peatix.com