カウンセラーにはカウンセラーが必要、、と業界では言われていますが、プロコーチであれば、客観的に見たり、物事を整理したり、関係性を築いていく過程を自らが体験する為にコーチをつけます。20年近くコーチングを教育や組織運営の現場でやってきている私にもコーチが2人います。意外と自分のことは見えずらいものです。

お話をしていて、絡まっていた糸を丁寧に色ごとに分けてもらって、先の目標のために「今」何をしなくてはいけないか、、にフォーカスができました。今回の気付きは先の目標や可能性のための「対策」に時間を使うのではなくて目の前にいる、待ってくださっているクライアントさん一人一人のために、こんなタイプだから、この人にはどんなありようで聴いてあげたいか、どんな風に聞いてあげようかという戦略を立てたり、こんな視点の質問をしようとか、考えてわからなかったら調べて学ぶことでした。

階段の上の方ばかりみて足元がとられる、、そんな状態だと気が付いたのです。小さな目の前の積み重ねが3,4年後に知識となって自分の軸となっていく、、というちょっと考えたら当たり前のようなことを忘れていました。

子育ても同じです。自分なりに心配をしたり、対策を立てるのですが、将来のことばかり考えて、肝心な目の前にいる子どもの発する言葉や表情を見ていない。子どもの気質や学び方の傾向、強みや興味、才能を見極めて、その子に届く言葉がけをしたい。「子育ての方法」は学校で学びませんので、自分の経験から試行錯誤で育てていくのも一つ。もう一つはやはりコーチをつけて、客観的に見たり、寄り添う方法を学んだり、承認をもらったりして。そうしていくうちに自信をもって子どもの伴走者となるでしょう。そして一人の人間として自立し、前に進む力が育まれます。定期的な子育てコーチングはお勧めです。