A先生 埼玉在住 塾経営

英単語の覚え方を自分に合ったやり方に変えて成功した感想のご紹介です。
A先生が受け持っていた中学1年生の男の子は成績は得意な美術以外は振るわない生徒でした。「勉強ができない」ということからか、宿題などの提出物もままならず、結果成績に1がついている教科もありました。生徒を担当した際に、通常のレクチャー式の方法で学習をさせてもやはりうまくいかず同じ中学1年生の生徒の半分できない状態でした。特に単語を覚えるという点で他の生徒と結果の乖離があり、他の生徒が普通に頑張って8割位できるものでも1~2割しかできないのでまずは比較的簡単な英語→日本語の単語テストで結果を出せるようにしたいと思い学習スタイル診断を導入し、受けてもらいました。

「絵が好き」という視覚優位という診断がヒントになり、単語の意味を文字で覚えさせていたのを「絵・イメージ」で覚えさせるようにしました。具体的には単語の横にそれぞれの単語の絵を描かせて、それで覚えさせるようにしました。「Soccer」であればサッカーボールの絵、「jump」であれば人がジャンプしている絵、「happy」であれば人がにこやかにしている絵と言った形です。最初は半信半疑で「なぜ自分だけこんなことをさせるのだろう」というような態度を取っていました。しかし、この方法で覚えさせていくうちにすぐに2割から7割以上の正答率にアップしました。本人もその隣にいた友達もその結果にびっくりしていました。

それをきっかけに本人も学習に意欲を持ち始めました。親御さんも幸せそうです。ラーニングスタイルの理論に関して納得はしていましたが、ここまで劇的に変化するとは思いませんでした。すべての人にベストな方法というものはなく、それぞれの生徒に合った方法があり、それを見つけ出すことが必要だと改めて思いましたのでこれからも塾の生徒に導入をしていきたいです。