先日横浜創英を訪問させていただく機会がありました。
本間朋広校長先生と山本崇雄副校長のお話は、まさにこれからの子どもたちに学んでほしい学習環境と大人の関わり方でした。
インターハイスクールで培ってきた、「Independent Learnerを育成するための教育」で、
大人になった生徒や保護者の様子を見て確信してきました。
子どもが自分自身で学びを選択すれば、人のせいにしない、自分ごとの学びになると。
それが自己効力感や自己肯定感に繋がります。
社会に出た時も、社会のせいとか何かのせいにせずに、「では自分はどうするか」の視点に立てる大人になるでしょう。
子どもに学び方を学ばせるのは時間がかかるように見えるのですが、
「「学び」とはこういうものだ!」が腑に落ちると、子どもたちはものすごいスピードで学び始めます。
どこまでそれを大人が信じ切れるか、待てるか。
大人の関わり方は、
「待つ」、「信じる」、「引き出す」、のスタンスが必須です。
教科の学びでは 道具的理解(How to)よりも
関係的理解(Why)がわかるようになる方がこれからは大切ではないでしょうか。
入試も間違いなく次の10年で変わります。
点数よりも、「あなたが何をしてきた人か」、というポートフォリオ評価になっていくでしょう。
著書「ほうっておいても子どもがぐんぐん学ぶ「学習スタイル」コーチング」では、
子どもに合ったアプローチが具体的に手に入ります。
教科を通してどういう力を身につけさせたいかを考える際のアプローチ法で個に落とし込むことができます。
添付した図表のように、各気質の特徴や学び方と生徒名を書き込み、手元に置いて活用してみてください。
このタイプだからこのアプローチとレッテルを貼るものではありません。
自身の三人の子どもたちにも、試行錯誤しながら
タイプを見極め、待つ、信じる、引き出す、を繰り返してきました。
先日末娘が運転免許証を取り、初ドライブに連れて行ってもらいドキドキしながらも、「私の子育ての仕事はほぼ終了。頑張ったなぁ」という幸福感で満たされました。
何かやってみてうまくいかない、
もう少し理解を促進させたい、
という時に別のアプローチを考える参考に使ってほしいです。子育て、人育てには大切な要素の一つは立ち戻るものがあることです。