インフィニティ国際学院の中等部の生徒にリアルで会うのは8月ぶり。
生活と学びを共にして5日目だが、ワールドタイム(教科学習)の取り組みも姿勢にも変化が見られる!
開校2年目くらいから一つの教材のみで学ぶのをやめて、子どもたちが自分に合ったリソースを使って教科を学ぶ時間にしている。
Khan academyで勉強する生徒もいれば、問題集に取り組む子もいる。
ゲーム式の教材で最初気分を高めてから、始める生徒もいる。
「〇〇しなさい」と言われない代わりに
「今日は何するの?」とか
「どうするの?」と聞かれ続ける子どもたちはとても主体的。
私がなるべく一緒の時間を過ごそうと心がけている
朝のチェックインと、1日の終わりのチェックアウト。
1日が始まる前に必ず全員で輪になる。
イエナプラン式と似ているかもしれないけれど
インフィニティ中等部では
「今の気持ち」と「今日のお題」の2つを全員がシェアする。
それを「マインドフルリスニングで聴こう!」が
2学期の終盤のお互いの声掛けだったりする。
今日のチェックインは「今の気持ちをART(芸術)で表そう!」というお題。
絵を描く人、
色糸で表現する人、
工作のようなものを作る人、
模型を作る人、
それぞれが思い思いのものを作る。
「今の気持ちは?」と聞かれて言語化よりも
絵などの創作物で表現するほうがしやすい人がいる。
自然に学習スタイルを実践している。
そんな風に朝晩1日2回も「今の気持ちは?」と聞かれ続けると
今の自分の状態に気が付く習慣ができる。
大人だって自分の状態に気が付かないで
自分の怒りや不安を相手に投影することはないだろうか?
セルフアウェアネスが育まれている子どもたちについて
保護者と話す機会がある。
こんな嬉しいフィードバックを聞くことがある。
「子どもが通話中に最後まで話を聞くようになった」と。
話す時に聞いてもらう心地よさを日々体験している子どもたちは
自然に相手の話を聞くようになる。
毎日の積み重ねが2学期の終わりに少しずつ開花している。
現場でいつも子どもたちに寄り添って、話を聞いたり、時には厳しいフィードバックをしてくれているチューターたち。
環境やカリキュラムもすごく大事だけれど
最も大切なのは関わる大人の在り方。
「子どもは大人の鏡」なのは家庭だけではない。