ひと足先に「真冬」の地へ来ています。

インフィニティ国際学院の中等部の拠点、北海道上川町層雲峡へ。

学期ごとに2週間ほど滞在し、生徒や子どもたちの応援団、チューターたちと時間を過ごしています。

中学生たちに数ヶ月ぶりに会うと

背が伸びていたり、顔つきが変わっていたり、

それらの発見が楽しみの一つです。

到着早々、週末だったので寮のシェフがお休みに。

私たち大人も、中学生たちも自炊です。

キッチンを覗いたら1学期に比べてメニューのレパートリーが増えていました。

話しかけてみると

「2学期に学んだ栄養の話を聞いて、タンパク質を多めに入れたんだ」とか

「どうしても食べたいオムライスを作っている」と、お皿に盛ったご飯の形のこだわりよう。

すっかり自分で作ったご飯が美味しいことを覚えた生徒たちは

休みごとに帰ると、家族に料理を振る舞うことが多く、

親御さんたちからは「子どもに夕飯を作ってもらいました!」と喜びの声がよく届きます。

インフィニティに来る前は「毎日習い事で忙しかった」と教えてくれる生徒たちは、

有り余る時間の中で

何をしようかと自然に考え、自分と向き合っているように見えます。

もちろん超多忙でも、考える気質のタイプの生徒は、放っておいても考えるでしょう。

日常から切り離されて、自然に囲まれ、環境が整うからようやく自分と向き合う、考える時間を取ることができているのは、

目の前のことをついついやってしまう私のようなタイプかもしれません。

食事をしながら子どもたちの話を聞くのも楽しみの一つ。

今日は「テスト」の話になりました。

テストは「知識があるかないかどうか」を数値化しているけれど

他の評価基準もあってもいいのではと。

例えば

「丁寧な文字で書いた」点数とか

「発想力豊かな回答」の点数とか

一枚のテストにたくさんの評価基準があり、いろいろな点数がつくと、

子どもの得意な承認ポイントが、一回のテストで数値化されるはず。

それをみて自分らしさや強みをどんどん伸ばしたくなるはず。

やがて、苦手なことも「ちょっとやってみようかな〜」となるはず。

2週間の滞在中の余白タイムには、色々と考えたり学んだりする時間を取る予定です。