「夢見る小学校」の舞台でもある、南アルプス子どもの村小学校中学校を訪問しました。

「夢見る小学校」は和歌山の「きのくに」が舞台だと勘違いしていて、訪問前日に友人に教えてもらって知ったばかりでした。

AS Neilの「感情が自由であるならば、知性はひとりでに発達するであろう」という有名な言葉のように、「自由」をとことん追求した学びの場を見てみたいというのが今回の訪問の強い動機の一つでした。

前職インターハイスクールでは「教えない学校。必須科目はあるけれど、学び方や教材、成果物は自由」だったので、

「そんなのは教育ではない」と色々といわれてきました。

一方でその「自由な学び方」を求めて入学した中高の生徒からは、「普通の学校のほうが楽。宿題を出してもらえるから、授業を教えてもらえるから。ここでは一から自分で考えなくてはならない」という声をよく聴いていました。

「自分で考えて、自由に学ぶ」そこに伴走する大人がマンツーマンでいる、

私はこの教育を通して10代で入学した生徒が、卒業し、成人になり、大人になり、、彼らの姿を見てきました。

子どもの心から湧き出る学びを大人は承認し、引き出したり、伴走すると、Independent/Life long Learnerになる。

大人の在り方や方法に確信を持っていたものの、

6年前に独立してからは、その確信を、教育や企業の現場で、うまく伝えられていないように感じていました。

そういう意味でも今回の1.5日の訪問は、自分の活動の源を再確認した時間となり胸が熱くなったのでした。

訪問中にキャッチしたことをキーワードにまとめると大きく分けて5つ。 

1:自由とは何か

2:評価について

3:カリキュラム

4:寮生活や食事について

5:大人の関わり方

一つ一つ書いていたら、論文のようになったので割愛します。

一つ伝えたいのは「教育における自由」について。

南アルプス子どもの村小学校中学校では、

・感情的な自由

・知的な自由

・自由な人間関係

ただし、人に迷惑をかける自由はない

を掲げていました。

そして、

「自由」には承認の自由と行動の自由があり、

その二つを意識して学びを設計し、大人が関わっています。

ご一緒したお一人に長野県の昭和33年から成績表がないことで有名な公立伊那小学校の元校長先生も来られていました。

伊那小の評価や授業についてのお話も伺うことができて、

更に

「子ども中心の学びとは」、その為の大人の関わり方とは?を深く考えた時間になりました。


それは「教育における民主主義」につながります。
  
子どもが当事者になって学校を作っていく、大人は問題解決を見守り、時にはファシリテートする。「民主的な教育」とは、を改めて確認する時間にもなりました。

大きなキーワードは「子どもを信じきる」こと。

子どもの中の「ちょっとやってみたい」をとことん応援できるかどうか。

簡単なようで、私自身だって難しいことがあります。

訪問中に伺った数々のストーリーや、思いで胸いっぱいになりました。

ここからは直接お目にかかった方に、この体験を言葉で伝えていけたらと思っています。

🍀主催団体のイベント:2024年2月9日(金) 19:00-22:00🍀

\オルタナティブ教育に興味ある方集まれ!/南アルプス子どもの村 小・中学校フィールドワーク報告パーティー

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