2018年10月21日
近所を散歩していたら、紅葉はまだ始まっていないもののコナラやクヌギの木から丸や細長いどんぐりがたくさん落ちていました。そういえば、子どもたちが小さいころによく「ピカピカの泥団子」や「どんぐり笛」を一緒に作りました。もう15年以上も前のことなのにまるで昨日のように鮮やかに思い出したのです。走り回る子どもに少し疲れてしまったら立ち止まって「笛を作ろう!」。そう誘ってみてください。集中力が培われ自然から遊ぶこと学ぶことを体感できます。今回は普段お話しているママさんたちと一緒に作ってみました。作った笛を子どもにプレゼントしたら喜ばれた!と大好評でした。

【どんぐり笛】
1:材料は細長いコナラのどんぐりとクリップの2つだけです。(家の中でやる場合はヤスリ)
2:帽子をかぶっているどんぐりの頭の部分を、アスファルトに垂直に立ててすずりをする様に何度も何度も擦り続けます。アスファルトに対して垂直にしっかりと立てることがポイントです。笛を吹く際に良い音が出るように口をつける部分を水平にするためです。


3:15分もすり続けるとどんぐりの中身がアーモンドのように出てきます。この中身が出てくるまでの15分が忍耐と集中力です。

気が遠くなってきますが、うっすらと薄皮に到達し中身が少し見えてきたら、一気にモチベーションもアップ。しめたものです。その後更にどんぐりの4分の一くらいまで削るとナッツのような中身が見えてきます。

4:中身が見えてきたらクリップをまっすぐにしてどんぐりの外側を壊さないように中身をかきだします。

突き刺してかき出す、、を繰り返すとそのうち中身がきれいにとれて、空洞ができます。

5:下唇をそっと当ててふぅと吹いてみるとピーッと高い音が鳴ります。

簡単だけれど楽しく、大人の体力をそれほど消耗しない秋の遊びですが道路ではなく公園のアスファルトなど安全な場所で作りましょう。

【どんぐりを使った遊び番外編】

染め物はいかがでしょうか?材料は、真っ白な木綿、絹、麻のハンカチ、拾ってきたクヌギのような真ん丸のどんぐりやペットボトルのキャップやビー玉、スーパーボール。そしてスーパーで売っているミョウバンと、染料、輪ゴムです。(私は染料を使いましたが身の回りの食品でも色が付くようです。)

1:ハンカチにしっかりと一つ一つをゴムで止めます。丸の大きさを変えたい場合は、ペットボトルのキャップやビー玉を結び付けてもよいでしょう。ポイントはしっかりとゴムで結ぶことです。ゴムで結んだ部分は色が入りません。

2:染料につけて(20分ほど染料と似る方法もあるようです)、その後色落ち防止のために水1リットルに対してミョウバン大さじ1を加えた液に20分ほど漬け込みます。

3:最後に輪ゴムを外して一度水で洗ったら陰干しに!素敵なオリジナル柄の染ハンカチやタオルが出来上がります。季節ごとに子どもと一緒に遊べることを見つけて五感を研ぎ澄まして楽しみましょう。

頭ではなくて身体を使う親子コミュニケーション術。学習スタイルで言うと表現実行型や発明型、思索創造型、そして体感覚や経験から学ぶ気質の高い子どもには特にぴったりですね。