2018年5月20日(日曜日)神奈川県 本厚木 開催
「視覚・聴覚・体感覚を使った学習法」
私たちは情報を脳に取り入れ学ぶときに最も効果的な方法が人それぞれ違います。視覚、聴覚、体感覚や味覚、嗅覚などの五感を使って物事を認識しているのですが、この5感のうち、「学習スタイル診断」では特に視覚、聴覚、体感覚の3つを使って学ぶと言われています。2か月前に開催した講座初級に引き続き、今回の実践編では具体的な「勉強の仕方」と「効果的な声掛けの仕方」の2つを実践的に学びました。

コミュニケーションの基本の「キ」はまずは言葉のキャッチボールをスムーズに行うこと。信頼関係を築くことが第一歩です。心地よいコミュニケーションと残念なコミュニケーションを体感してもらうために実際にキャッチボールをしてみました。朝から皆さん、ボール投げを始めることに最初は驚いていましたが、体を動かして気持ちが活性化され楽しい気持ちになったようです。

次に、過去に自分が楽しかった学びを思い出してもらいました。わたしは、大学時代にライフセービングクラブに入部していたのですが、ロングボードを乗りこなしたときの大きな波に乗る感覚を思い出すと今でもワクワクします。それぞれの効果のあった学び方についてワクワクと思い出し、リストアップをしてもらった後に、お子さんの学び方も含めて、優位感覚別の学び方をホワイトボードにそれぞれポストイットで貼っていきました。「視覚」「聴覚」「体感覚」を使った学び方は例えばこんな意見が出ました。

「視覚」を使った学びでは「教科と関係のある漫画を読む」、「ダンス動画を見てイメトレ」、「頭の中でスペルを書く」、そして子どもが「進研ゼミのタブレットの勉強をしてtestでよい点数を取ってきた」などの意見も飛び出しました。
「聴覚」を使った学びでは「学んだこと、聞いたことをすぐに別の人に伝え教える」、「音読、シャドーイング 口に出す」や「原稿まとめはまずしゃべってみる」「自分の言ったことを録音して聞きなおす」など。
「体感覚」の学び方は「実際にノートに覚えることを書きまくった」、「ランニングマシーンで走りながら教員試験の勉強をした」、「解説を読むよりまずはやってみる」や「お料理を一緒にやる」など。

参加者の中でも学び方がこれほど違うことに目からうろこが落ちた様子。最後につい自動反応をしてしまう子どもや部下への声掛け方法のロールプレイ。「どんな言葉かけだと心が開き、話してもらえるんだろう?」と振り返ることができた充実の2時間半でした。毎回の講座の後はご参加者の皆さんの時間の許す限りランチをご一緒します。目指すは「インド料理」レストラン。大学時代にインドに2度旅行をしていてインドを思い出す度に懐かしさと温かい気持ちが湧いてくるので、その土地の「インド料理」レストランに行くことにしています。
お店によってカレーの甘さ、辛さ、ナンの質感などが違いこれまた面白いからです。カレーは早い、安い、空いている!ということもあって美味しく、楽しくいただきました。また2か月後に、厚木では第3回目を開催予定です。厚木の他に都内でも「視覚・聴覚・体感覚を使った学習法」の講座の開催を予定しています。6月10日日曜日に渋谷で、15日金曜日に自由が丘です。ご参加受付中です。あなたも自分の学び方を振り返り、子どもの学習に活かしてみませんか? 学びを楽しんだ結果、成績がぐんぐんと伸びること間違いなし! 講座のお申し込みはこちらから🍀

ご参加者のアンケートから

  • 子どもの話を聞いていないことがよくわかりました。高橋先生の言っていた通り、「黙ってみる」。何か言われたときに共感するときっと子どもたちも今まで言えなかったことを言ってくれるのではと気づきました。
  • 未だに自分のタイプが謎ですが、時代の流れも含め会話の大切さ、受け止めることの大切さとその表現の仕方を考えさせられました。
  • 言葉のかけ方に気を付けようと思いました。子どものことを見て観察して話しやすくしようと思います。今まで私の考えを押し付けていたことに気が付きました。
  • 会話をしてもキャッチボールになっていないことが日常生活では結構あることに気が付きました。相手としっかり向き合い、相手の言葉を待って、しっかりと話を聞いてあげる、観察することは実践します。また職場の若い子でも行ってもできない場合があるので、ポストイットなどを使って視覚的にアプローチしてみます。
  • 2回目の受講でしたが、今日も気付きがたくさんありました。「まだまだ自分はこういう言い方をしている」「もっとこういう言い方の方が良いかな」、など言葉を出す前に一度相手がどういう気持ちにあるかしっかりと考えます。またお話を聞きたいです。
  • 何度聞いても新しい発見があり、継続することの大切さを知りました。親も子も一人の人間としてきちんと向き合う、認め合うことの大切さの再確認ができました。
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