【パパが二人いる家庭】

先日大学一年生の娘と2人で沖縄旅行をして濃密な時間を過ごした。下宿をしているし、子どもは3人いるので二人きりで過ごすのはひさしぶりだ。ホテルのロビーには温かいもの、冷たいもの、泡盛までが常時飲み放題だったのでドリンクを部屋に持ち込んでは過去のこと、今のこと、将来のことや恋愛や家族、友情について、あらゆる話をした。その中で娘にこんなことを言われた。

「思春期のときにママに話をしても解決方法や選択肢ばかり提案されて辛かった。’それはつらいね’、とか’大変だね’、、とねぎらってほしかった。話を聞いてくれて気持ちをねぎらう母親的存在がいなくてお父さんが2人いる家庭だった。だからよく話を聞いてくれる祖父母の家に行って話を聞いてもらっていた」

「あるときママから、’お母さんとして期待しないで’と言われたのでそれ以降ママのことはお姉さんみたいに思うようにしている」と。

そういえば娘の高校時代に「うちには先生はいらない!」と言われたことを思い出した。

こういうことを昔から娘は忌憚なく話してくれていた。仕事から帰宅してヘトヘトだと受け止める余裕がなくてぶつかったりしたこともある。今は和やかな雰囲気で思春期のあれやこれを話せるようになった。大人になった証拠だ。

やりきれなかった母親的役割を関東圏に住む父や(母)が担ってくれて本当に助かった。仕事もそうだが、子育ても母親が一人で抱え込むことなく時には弱みを見せて支えをを求めることは大切だ。

特に母に負担がかかる子育ては社会的に問題視しなくてはならない。沢山の手を借りて子どもを育てられる社会的な仕組みや人間関係づくりは必須だが、制度が変わるのを待っていても状況は改善されない。被害者意識が出てしまう前に各自つらい状態になったら手を抜くとか支えてもらう働きかけがまずは第一歩だろう。

制度的な観点で言うと、例えばアメリカのように高校生時代から近所の子どもの子守をベビーシッターとしてバイトをさせる。小さい子どもは少し年上の年齢の大人が大好きだしロールモデルになる。お姉さんお兄さんたちにとっては子育ての楽しさ大変さ、親のありがたみや苦労なんかも早いうちからお金を貰いながら身近に感じるだろう。まずは手抜きや助けを求めながら自分が頑張りすぎずに大切にしながら若い人たちが子育てしたくなる社会を考えたい。

「パパが二人いる家庭」、はまさしく我が家だったが結果的には子どもたちは幸せに自立しているので、その時々のベストを最大限に尽くして頑張ったんだと思うことにしている。子どもは親をオールマイティだと信じているのでどこかの時点でそうではないこと、あきらめてもらうこと、子どもから親を精神的に見限ってもらうことも自立を促すステップなのかもしれない。

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