【親孝行していないなぁという娘の話】


家を5日空けるのは久しぶりだったのですが、留守中どうたったか聞くと高2の娘はケロッと「楽しかった」とのことでした。翌朝、朝食を食べている時にその娘が突然「わたし親孝行してないなー」と言い始めました。驚きましたが、何かあるのかな、と「娘ちゃんは親孝行していないと思うんだね」と受け止め、「私は娘ちゃんがいてくれるだけで親孝行だと思っているよ」と伝えてみました。その後、彼女がなぜそのセリフを発したのか教えてくれました。どうやらお友達から色々「親孝行」の話を聞いているようなのです。

娘の通う高校は、専門学校が高等科を作っているいわゆる「サポート校」です。つまり学費や学ぶ内容は一般的な専門学校と同等です。並行して高校の卒業の資格を得るための通信制高校に所属をしているので、専門学校の学費と通信制高校の学費を合計すると、兄姉と同じような私立大学並みかそれ以上になります。娘の友人たちは、モノ作りが好きでどうしてもその学校に入りたいと選んで入学しているので、入るときに親御さんと約束をしているそうです。高校に入ったらバイトを始め、「バイトの収入から通信制高校の学費分は自分で払う」とか「バイトの全収入の半分を親に毎月渡すことになっている」などなど。つまり娘は、自分はアルバイトをしているけれど一銭も私たちにお金を渡していないから親孝行をしていないと感じたようです。

私は「16歳、17歳でそんな視点のある子どもたちが友人だなんて素敵だね」と伝えました。また「親孝行と言うのはお金だけじゃなくて、日々のお手伝いも親孝行だよ」と伝えると「お手伝いはしている!」、とニコニコしていました。「社会の中の責任を持った一人」としての視点を友人たちから聞いて、考えて、日々過ごしている様子に嬉しくなりました。そんな娘はアルバイトを週3回から週4回に増やすことを検討中。年間収入が103万円以上にならない範囲でお金を稼ぎたいそうです。朝から娘との会話でもう一つ気が付いたのは子どもがこういう学校に進学したい、と伝えたら「お金がないからダメ」ではなく、「ではどうすればその学校に入れるか」を一緒に伴走している親御さんの姿勢です。親の評価判断しない一緒に考えてくれるという姿勢を子どもは体で受け止めます。私も改めて襟を正した朝でした。

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