【講座レポート:学習スタイルを活用した勉強法】

2018年3月11日(日曜日)神奈川県 本厚木 開催
「学習スタイルを活用した勉強法」
本厚木で久しぶりに開催した講座は奇しくも東日本大震災から7年がちょうど経った日でした。復興までの道のりはまだまだ遠く、まだ73,000人もの方々が避難生活を余儀なくされている中、残された私たちにとって改めて命の尊さを振り返る一日でした。その日に「子育て講座」を開催することは意味があることだと考えました。せっかく預かった子どもの命のありがたさに感謝し、親としてできる最大限のことを学ぶために私たちが出会ったのも偶然ではないと思ったからです。「あれもこれも伝えたい!」という思いに忠実に、これまでは漏れのないように「台本」を用意していましたが今日は伝え忘れることもあるかもしれないけれど「自分の言葉で行こう!」と決めました。きっと改めて「預かった命をどう育むか」を考えたときに言葉が自然と出てくると思ったからなのかもしれません。

「学習スタイルを活用した勉強法」というタイトルはついていますが、マインドフルラーニングが伝えたいことは受験やお勉強のことではありません。お勉強のもう少し手前の親も子どもも幸せな生活を送るためにお互いを「尊重する」ことや子どもの自立をサポートするために、親は子どもの可能性を心から信じること。そしてその子の強みに着目して、最適な環境を用意するための声掛けやマインドを一緒に考えることです。参加者自己紹介の後に一時間ほど昨今の教育情勢についてお話ししました。昨年2月に国会で可決、施行された「普通教育機会均等法」や大学入試改革制度。それらはなぜこのタイミングで必要なのかというお話。

高3の息子がちょうど大学受験を終わったばかりだったので、彼が受けた試験の内容を紹介しました。大学入試改革制度を目の前に、既に「正解」がない問題が出題され始めていたのです。試験内容は問題を「発見」し、それを自分なりのロジックで論理的に説明し、「解決」をする、、という内容です。ハーバード大学教授のマイケルサンデル氏の「これからの「正義」の話をしよう」の著作の一部に出てきた命の重さについて議論が試験問題に出題されているリベラルアーツの大学がありました。そのような問題を解いていく力は、暗記でマークシート式の勉強や満遍なくすべての教科でよい点を取る学習方法だけでは決して答えられるものではありません。ではどのように力をつけていけばよいのか?なぜそれらが今の時代に必要になるのでしょうか?

少子化に伴い、今から25年後には労働人口が4割減少します。(2017年みずほ研究所調べ)労働力を補うために昔は「戦力」とされてこなかった女性や高齢者、そして外国人労働者が活躍する時代になります。つまり私たちの子どもは、国籍も言語も、バックグラウンドも違う価値観を持った多様な人たちとチームとして社会でやっていかなくてはいけません。指示を待ち、答えを探すような受け身の生き方ではやっていけないのです。どうすれば自己解決ができる大人となるでしょうか?それは幼いころから親が子供一人一人の個性や強みを見極め「コーチ」として接することが大事なのです。親が答えを伝えるのではなく子どもに考えさせるような声掛けが重要になるのです。どんな大人になってもらいたいか、最近子どもができるようになったことは何か、学習スタイルの違いについて話し合う、など、2時間の中でどんどんとペアワークを入れていきます。知り合いがいなくても、「子育て」という共通項で話し始めると、声のトーンが上がり、会場のエネルギーレベルもどんどんと上がってくるのを肌で感じることができます。

最後にはアンケートを取っているのですが参加者の7割の方が「今日の講座の時間は短かった」と答えていました。これまでの講座の中では一番の反応をいただきました。そのまま一緒にランチへ。講座では中々お話ができなかった方から個人的な悩みや相談を聞かせていただきました。私が答えるだけでなく、既に成人されたお子さんを持つお母様からのアドバイスや体験談も参考になります。お子さんのベストのために一生懸命に考えて寄り添おうとするお母様たちの情熱がひしひしと感じられた日曜日でした。次の講座は実践編となります。開催は未定ですがエネルギーレベルの高い皆さんとはまたお会いできるような気がしています。

アンケートから:

  • 子どもにどうやって声を掛けたらよいか、タイプがあることがわかりました。
    子どもを見るようにしようと思いました。いろいろな勉強のやり方があるのがわかりました。
  • 私のやり方を押し付けていたのかな、と思いました。自立できる子になって欲しいと思いました。
  • 自分のスタイルがわかり、子どもスタイルとの違いが判ると、自分が正しいと思い込んで押し付けることがなくなるのかな、もっとほめられるかな、と思いました。
  • 子どもによって応援する、サポートするということが大事だということがわかってよかったです。
  • 一回の講座なのにとても満足感がありました。いろいろな観点で話していただきわかりやすかったです。
  • 子どもと具体的にどう向き合えばよいか診断してほしい。自分を知る、相手を知る、大事なことを学べてよかったです。もっと深く知りたいです。

  • 自分のタイプを知り「自分の子どもはこうなんだな」と考え直す良い機会になった。話が面白くてもっともっと話を聞きたい!
  • 来年度PTA成人教育委員をやるのでぜひ講座をやっていただきたい。
  • とても理解しやすい先生のお話の仕方、声のトーン、自分の振り返りが入ることができました。子どものためというより自分のためで聞いていました。
  • ヒーリングの効果もあるような不思議な感覚だった。
  • 今回は集約されたものだったということでしたのでもう少し掘り下げて時間を取れれば、都度質問したいことがありました。内容が深いので2時間ではすぐお時間が経ってしまいました。
  • 高橋さんが実際にいろいろな生徒さんや保護者に接していらっしゃるので生のお声が聴けて良かったです。
  • 世界と日本の違いなどもっと伺いたいです。
  • 今日のようなお話が中高生向けにあれば興味を持つ子がたくさんいるのではないかと思いました。「どんな大人になりたいか?」を考えて子どもに接するというのはわかりやすく、本当に大切なことだと思います。
  • 全体的に自立する子育て、自分も自立しようという考え方はまだまだ日本は学ばねばいけませんね。特に女性の課題となるのかもしれません。学習タイプの違いが具体的に分かってよかったです。
  • いろいろな人の意見を聴けたのがとても良かったです。短時間ワークでしたら内容を絞って深く教えていただけたらまた参加したいです。
  • ぜひもっと知りたいです!

PTAや教員研修などもお引き受けしています。次の講座はカフェ講座が3月22日木曜日、講座は大阪にて開催します!
学習スタイル診断、講座の依頼、参加申し込みはこちらから

 

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