【 オンラインダイアローグ(哲学対話)導入例】

「8つのルールで安心安全の場で答えのない問いについて共に自由に話し合う」オンラインダイアローグ(哲学対話)の企業の導入例です。自粛待機中の勉強という位置づけで採用いただきました。オンラインダイアローグ(哲学対話)を始めるにあたり、スタッフの皆さんにいくつかの目標を掲げました。

  1. チームワーク向上
  2. 主体的に取り組むことが出来るようになる
  3. 考える力を育む
  4. 共通のテーマでディスカッション
  5. 安心安全の場、「何を言ってもよい」を体験する 
  6. 自粛明けにもポジティブなマインドセットで仕事に取り組める

です。
全国で20店舗近く展開している企業の全スタッフを対象に実施しています。自粛が明けるまでに各チーム4回ずつオンラインダイアローグ(哲学対話)を体験することになりました。オンラインダイアローグ(哲学対話)を通した各チームや個人の変化を紹介します。

【初回のオンラインダイアローグ(哲学対話)フリーテーマ】
対話に慣れていただくためにフリーテーマで開催。戸惑われるご参加者が多い印象でした。
「何を言ってもいい」
「正解のない問題について取り組む」
「途中で意見が変わってもいい」
「わからないを増やす」
「問い、話、聴く、語る」
「知識ではなくて経験で話す」
「聞いているだけでもいい」
というルールが設けられている話し合いは人生でも初体験。通常ですと、哲学対話の場には対話そのものに興味を持たれる方が集まります。自然と対話を一緒に作り上げていこうという姿勢になりますが企業の場合はたいていが「本社からの命令」によって参加となります。

始めはいつもの会議に増して様子をうかがい、「哲学と聞いたので難しそう」「これはなんだ?」と懐疑的になるのも不思議ではありませんでした。ルール通りに聞き役で終始様子をうかがっているご参加者もみられ、どのように参加をしていいのか戸惑いが伝わってくるようでした。ファシリテーターとしては対話の力を信じて、最初に掲げた目標が達成できるように淡々と司会進行を続けました。

【2回目のオンラインダイアローグ(哲学対話)フリーテーマで開催】
一回目の戸惑いや少し引いて参加をした感じから全チームが大幅に変化。対話の力を感じずにはいられませんでした。初回で戸惑った方が2回目の参加までにオンラインダイアローグ(哲学対話)で取り扱ったテーマについて考え続けていたことや2回目をとても楽しみにしていた、という声が多く聞かれ初回でみられた「引いた感じ」の様子をそのままうのみにするのではなくて、持ち帰ったお土産で自分自身を問う力を育まれていました。
またオンラインダイアローグ(哲学対話)のレポートが本社には全員から上がってきていてほぼ高評価だったようです。実際に2回目のチームで見られたのは

  • 話したくなったら挙手している
  • 話したくなかったら黙る、を選択している
  • 興味をもってテーマについて語り始めている

でした。新入社員が研修を終え店舗に配属されるタイミングでしたので2回目には初めて仲間に加わった新入社員も共通のテーマについて臆することなく語る姿も見られました。

「友達と親友の違いって何?」のテーマを扱ったチームでは途中に涙ながらのエピソードが出てくる場面もあり、オンライン越しに自己開示ができる安心安全の場を提供できていることが分かりました。チーム同士でも涙が出るほどありがたい友人をもっていたそのスタッフについてそれぞれが素敵だな、と感じたようでした。

対話でぐっとお互いの距離が縮まりました。20回近くのオンラインダイアローグ(哲学対話)を経験して対話の力は「自らに問う力をはぐくむこと」「聴くこと」だと確信。

2回目の時のチェックインでこんなシェアがありました。

  • 口癖は’フツー’だったが前回のテーマである「普通って何だろう?」を考え続けたら色々な意味があることに気がついて’フツー’という口癖を使わなくなった。
  • いつもはお互いに言いっぱなしの一方通行の友人とのおしゃべり。今回は対話の時のように相手の話をじっくりと聴くように努めたところ、話が深堀できた。
  • 人前で話すのが苦手で前回の対話でも聴くだけだったが、次の日の店舗のMTGでは発言ができた
  • 店長から:対話の後からMTGがいつものように無言でいることがなくなった。意見をしっかり言ってくれるようになったしお互いの意見に対して自分の考えをいってくれるようになった。

この企業は自宅待機中にリーダに向けてのコーチングのスキルアップや全社員に向けてのオンラインダイアローグ(哲学対話)に力を入れています。営業再開になった暁にはより強固な組織となってそれぞれが活躍して社会に貢献されるに違いありません。

学校や企業では発言をしない人をつい指名をしてしまい、考える自由が奪われたり、黙っている自由を保障するという場はありません。オンラインダイアローグ(哲学対話)中にも上司が黙っている新人や部下に対して「○○さんの意見を聞きたいです」と指名があった場合にはファシリテーターとしてすかさず割って入って、「話したい人が挙手をするルールです」と、ルールの順守をお願いしました。その結果、安心安全の場につながって自分なりのペースで考えることができたのです。
次回は第3回目、第4回目の対話の導入事例をご紹介します。

*教育関係者向けてのオンラインダイアローグ(哲学対話)とファシリテーション講座は6月27日を予定しています。
学校でのオンラインダイアローグ(哲学対話)の導入や企業内のオンラインダイアローグ(哲学対話)にご興味のあるご担当者の皆様、以下よりお問い合わせください。http://mindfulkosodate.com/contact

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