エニアグラム(生まれながらの気質)を学んで解放されよう!

イチローが引退会見で発した言葉の数々は、多くの日本人を魅了した。テレビでもネットでも何度も引退会見を流しているのでつい、イチローの気質やタイプが気になった。タイプ分けの一つ、「エニアグラム」について解説したい。

「エニアグラム」が一躍有名になったのは映画「ビリギャル」だろう。主人公のさやかちゃんを指導した坪田先生がエニアグラムでさやかちゃんは7番(楽天家)タイプだと診断した。そしてその気質に合わせた指導をして、やる気を引き出した。(その結果第一志望の大学合格につながった)。

エニアグラムには9つのタイプがある。人間をわずか9つのタイプで分けられるわけがないのだが、その9つのタイプの中にも9段階の健全度があり、「ウイング」と呼ばれる両隣のタイプ方向、「本能のサブタイプ」と言われている3つを加味すると組み合わせのパターンは実に100以上のタイプが存在すると言われている。

コーチングをしている人なら大抵は、気になる有名人を始めとして関係性を持つ人について「この人はどんなタイプなんだろう?」と考える癖がついている。なぜならまず第一に相手の「気質」や「価値(大切にしているもの)」や「学習スタイル」などの強みや優位感覚を念頭に信頼関係を築くことをするからだ。そしてそれを基に傾聴や質問、承認をする。子育てや企業での人間関係、上下関係も同じで、タイプを知ることによって、自分の物差しだけで接するのではなくて相手の良い部分を引き出す接し方もできるようになるわけだ。

各タイプの説明は一言でいうと以下の通り。
☆タイプ8 挑戦する人
☆タイプ9 平和を好む人
☆タイプ1 改革する人
☆タイプ2 助ける人
☆タイプ3 達成する人 
☆タイプ4 個性を求める人 
☆タイプ5 観察する人 
☆タイプ6 信じられるものを求める人 
☆タイプ7 熱中する人 
*出典エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ CプラスF研究所 

さて、エニアグラムでは、幼いころに養育者に気質の輝きと言われている「価値」を見定めて尊重してもらうと、大人になってからもその輝きを主張することが少なくなると言われている。十分に、自分の「価値」を主張し認めてもらったことによって安心するからだ。結果、自己防衛の境界線が緩やかになりその人自身の健全度が高くなると言われている。
「気質の輝き」というのは例えば、タイプ8であれば「力」、9は「平和」、1は「知恵」、2は「愛」、3は「価値」、4は「美」、5は「知」、6は「信頼」で7は「喜び」である。

例えばタイプ3(ウイング4)の典型は羽生結弦選手。価値を大切にするタイプだ。「負けたら自分にとって死も同然」と世界選手権2位のインタビューがあったが、達成できないと自分の中に価値がなくなってしまうのである。またタイプ8の子どもには思う存分「力」を発揮させてあげると、自分はコントロールしなくても大丈夫だと学び、健全な力を使う大人になる。つまりエニアグラムはその人のタイプを決め付けるものではなくて、タイプの捉われから解放し、視点視野が広がり、人間関係が楽になり、苦手だな、、と思っていたタイプもどんな人も愛おしく思える、そんな学びなのだ。

さて、冒頭のイチローだがネットで検索をしてみるとタイプ8とか1とか3、6、など見解が異なる。消去法で言うとタイプ3ではないだろう。タイプ3は「見え方」に非常に気を遣うので、真っ先に白髪は染めるだろう。また「成功」という言葉が嫌い(タイプ3は成功が大好き)、「監督は絶対無理」というような発言はタイプ3はしない。キャンプ中に自己主張をするようなユニークなTシャツの数々を見てみると、タイプ4の要素もあるのかな、、とか、職人風なこだわり(必ず試合前にはカレーを食べていた)とか自分の客観的な分析を重ねてバッティングフォームを変えるのはタイプ5番の要素も。「今」に集中をする体感覚よりも先を考える「思考タイプ」だろう。タイプは決めつけるものではないので探求を楽しみたいが、個人的には、コツコツと地道な努力を大切にすること、じっとしていられないこと、そして時に雄弁に語り、マイナスのメッセージをことごとくプラスに努力によって持ってくるのはタイプ6だと感じている。ウイング5のタイプ6である。タイプ6は、エニアグラムの中でもすべてのタイプになれるとも言われている。

そんなことをあれこれとコーチ仲間とラインでやり取りをする時間も至福の時間である。許せなかったあの人がどうしてあの行動や発言にこだわるのか、分かると愛おしく感じ、そうすると自分も毎日が生きやすく感じるだろうからぜひエニアグラムについて子育て、社長、リーダー、先生、、つまりあらゆる大人に一度は学んでいただきたい。

*タイプについての見解は全くの主観であり、タイプについては(~タイプだろう)といれて読んでください。 

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